前のページの渡邉邸を訪れた後に大石ダムを訪れました。
この大石ダムには東俣川と西俣川の2河川が流れ込んでおり、特徴的な二又の地形になっています。
トイレの隣にある駐車場に到着。
車を降りるとカエルの鳴き声が聞こえます。
駐車場からダム方面を見る。
写真だとスケール感が分かりませんが、実際に見るとものすごい迫力です。
放水路は轟音と共に水しぶきが立っています。
建造物の大きさ・スケール感にぞっとします。
自分が落ちる想像をしてしまうからでしょうか。
管理署前からダム湖を眺める。
対岸には西俣川へと続くトンネルが見えます。
朳差岳の西俣登山道は通行止めになっています。
管理署横の道を、東俣川沿いに車で進みます。
途中にはまだ雪が残っていました。
この道は車一台分しか通れない場所が多く、反対側から車が来たら難儀しそうです。
すぐ右には東俣川が流れており、ガードレールもないため結構怖いです。
東又彫刻公園に到着しました。
東俣川が悠々と流れています。
突き当りには車止めと登山届ボックスがあります。
付近に車を停め、林道を先まで歩いていきました。
この林道をひたすら行くと朳差岳登山道があります。
林道の両岸はゼンマイだらけでした。
途中で土砂崩れが起きていました。
道の右手には深青色の東俣川がゆったりと流れています。
東俣川に流れ込む支沢です。
大量のゼンマイ。
名前は分かりませんが黄色い花が群生していました。
また支沢がありました。
東俣川にはたくさんの支沢が流れ込んでいました。
支沢の流れを集め、あのようなゆったりとした流れになるのでしょう。
上流に行くほど東俣川の水量が少なくなっていきます。
途中でイタドリが。
茎のところでスッパリと切られているものもありました。
切り口は比較的新しいようです。
刃物で切られたか、それとも動物が切ったのか。
東俣川がどんどん狭くなっていきます。
底まで見える美しい流れですが、魚は見えませんでした。
また支沢とたくさんのゼンマイ。
小さい滝とそれを隠すように枝を伸ばす木々。
人の手が加わっていないのに非常に美しく感じます。
渡邉邸の庭園を見た後なのでことさらに思うのですが、日本庭園は自然の造形を模倣しようとすることが根本の特徴のような気がします。
植物や水や石を人の手で配置して整え、自然の造形を作り出そうとする、一種矛盾したところが面白く感じます。
東俣大橋に着きました。
ここまでゆっくり歩いて30分ぐらいでしょうか。
橋の上から東俣川を見下ろします。
薄水色の清冽な流れが見えます。
来た道を引き返します。
来るときには見えなかったものが見えます。
行く手を遮る木の枝。
至る所で新芽が芽吹いています。
石の合間に咲くフキの花。
小雨の中でしたが快適な散歩になりました。