アオリイカ釣りのエギとタックルについて

2021年9月12日

アオリイカのベストシーズンまでもう少し


 

まだ残暑の厳しい日が続いていますが、時折秋の気配も感じるようになってきました。

もう少しで待ちに待ったアオリイカのベストシーズンが到来します。

 

アオリイカは別名イカの王様と言われていますが、とても美味しいイカです。

以前キャンプ場で釣りたてのアオリイカを食べましたが、刺し身にしても焼いても、パスタに入れてもとても美味しく食べられました。

 

アオリイカの食味の特徴は、その身の甘さと旨味にあります。

私は刺し身も好きですが、一番美味しい食べ方は素焼きだと思っています。

素焼きだと身の甘みが引き立ちます。

何も付けなくても美味しく食べることができます。

 

 

アオリイカは、春に親イカが産卵のために接岸し、夏の間に孵化した子イカたちは、秋に積極的に餌を追うと言われます。

そのため、春が大物の親イカが狙えるシーズンで、秋が小物の数釣りシーズンだと言われています。

 

これには地域差もあると思います。

私が住んでいる辺りでは、あまり春イカが釣れたという話は聞きません。

ただ、5月にカヤックに乗っていたら大きなイカを見たことがあるので、親イカが居ないわけではないようです。

 




アオリイカ釣りのエギについて


 

アオリイカはエギを使って釣ります。

 

エギはエビの形をしていますが、前に読んだ本には、アオリイカはエビよりも小魚を食べていると書いてありました。

エギがイカから何に見えているのかはイカに聞かなければ分かりませんが、必ずしもエギをエビのように動かす必要はないのだと思います。

エギをただ泳がせているだけでも、イカが乗ってくることがあります。

 

エギの選び方で重要なことは、カラーとサイズだと思います。

 

カラーに関しては、ピンクやオレンジなどの見やすいカラーを選んだほうが良いと思います。

これにはイカが発見しやすいからという理由もありますが、自分がエギを見つけやすいからという理由も大きいです。

 

アオリイカ釣りは、イカとエギを目視しながらのサイトフィッシングになることが多いです。

エギのカラーがブルーやグリーンだとエギの位置がわかりづらく、障害物に突っ込ませてしまったり、イカから離れたところを通してしまうかもしれません。

 

イカがカラーを識別できるのかは分かりませんが、今までいくつかのカラーを使った中で、”このカラーは釣れない”というカラーはありませんでした。

もちろん場所や時間帯にも依るとは思うのですが、イカが好きなカラーを考えるより、自分が見やすいカラーを使ったほうがトラブルが減り、釣果につながると思います。

 

また、重さに関しては、初秋ならば2.5号を使うと良いと思います。

秋も深まりシーズン中盤になってきたら、イカも大きくなるので3.0号が良いでしょう。

 

エギのメーカーなどの選び方についてですが、まだアオリイカを釣ったことがない方は、青物のルアーの選び方でも書きましたが、これなら釣れると自身を持てるエギを選ぶと良いでしょう。

私は、釣具屋で売っているエギの中ではダートマスターをよく使います。

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特にこだわりがあるわけではないのですが、青物釣りで人気のブルピンカラーのラインナップがあったので使い始めました。

 

釣具屋に行くと、どのエギが売れているかなどの情報が掲示されていると思います。

どれを買うか迷ったら人気のエギを選べば良いと思いますし、店員の方に聞いても良いでしょう。

 

ダイソーのエギでもアオリイカを釣ったことがあります。

安いエギでも十分に釣ることができると思います。

 

特にエギングではエギを根がかりでなくしやすいので、安いエギをたくさんストックしておいても良いと思います。

 

ただ、100円~400円ぐらいの安いエギを使う前には事前準備が必要です。

このように、安いエギを使っていると、すぐに腹の部分の布地が取れてしまいます。

 

接着剤(瞬間接着剤が良いかも)を用意しておき、使用前に腹の部分に垂らしておきましょう。

 

安いエギのカンナについてですが、カンナに関してはトラブルが起きたことがありません。

1000円ぐらいのエギよりもカンナが曲がりやすいのは間違いないですが、それは根がかりした時に外れやすくなるというメリットでもあります。

結構な高さのある橋の上からイカを抜き上げたりもしましたが、問題なく釣ることができました。

 




アオリイカ釣りのタックルについて


 

アオリイカ釣りの竿、リール、ラインなどについてですが、他の釣りで使っているものを併用しても良いと思います。

 

私は、小物のルアー釣りで使っているタックルを流用しています。

竿は7ft(=2.1m)のM(ミディアム)クラスの竿です。

 

2000番のリールに0.8号のPEラインを巻き、ショックリーダーはフロロショックリーダーの2~2.5号を使っています。

 

 

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竿については、できればルアー用の物が良いと思いますが、投げ竿などでも十分釣れます。

何度もエギを投げるので、できるだけ軽い竿が良いでしょう。

 

竿の長さですが、沖にポイントがあるような、遠投が必要な場合は9ft~10ft(2.7m~3.0m)ぐらいの長めの竿を、すぐ近くの入り組んだ岩礁を狙うような釣りでは、取り回しの良い7ft(2.1m)ぐらいの短い竿を使うと良いと思います。

もちろん、これはあくまで目安であり、3mの竿ですぐ近くのポイントを狙ってはいけないというわけではありません。

 

リールは何でも良いと思いますが、糸に関してはできるだけPEが良いです。

 

エギングでは竿を跳ね上げて(シャクリ)イカを誘いますが、ナイロンラインなどよりもPEラインの方が糸をさばきやすく、シャクリやすいです。

 

ショックリーダーは2~2.5号を使っていると書きましたが、私が釣りに行くのが磯の岩礁地帯のため、この太さにしています。

堤防などから釣るのであれば、1~1.5号ぐらいで良いと思います。

 

 


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Posted by 無郷庵