裏磐梯FSのレイクでカヌーフィッシング
次回の釣行(裏磐梯FSのレイクでフライフィッシングpart1)→
裏磐梯フォレストスプリングス
早朝の道路をひた走る。
山々を霧が覆っている。
今日向かうのは「裏磐梯フォレストスプリングス」。
五頭フィッシングパーク同様トラウトが釣れる管理釣り場だ。
どちらも林養魚場から放流する魚を仕入れている。
HPを見ると裏磐梯フォレストスプリングスは林養魚場直営の管理釣り場のようだ。
裏磐梯フォレストスプリングスの売りは何と言っても広大なレイク(湖)だ。
1つの湖をそのまま管理釣り場にし、トラウトを放流している。
そして何と、レンタルカヌーに乗ってレイクで釣りができる。
普段カヤックに乗って海で釣りをしている身としては、湖でのカヌーフィッシングは一度挑戦してみたいと思っていた。
そんなこんなでトラウトフィッシングを始めてからというもの、裏磐梯フォレストスプリングスはずっと行ってみたいと思っていた憧れの釣り場だった。
トラウトフィッシングを始めてまだ数回。
ようやく何匹か釣れるようになってきたが、まだまだ数釣りと言えるほどの数を釣ることはできない。
管理釣り場のトラウトフィッシングは難しい。
それをカヌーに乗って釣ろうというのだから、さらに難しいに違いない。
とても楽しみだ。
何事も、この試行錯誤している段階が一番おもしろいと思う。
裏磐梯へ
さて、車を走らせ猪苗代に到着。
道の駅猪苗代へ。
このご時世なので目的の場所以外には立ち寄らず、人ともできるだけ近づかないようにしながら行動する。
あれは磐梯山だろうか。
中には野口英世記念館の案内が。
向こうには猪苗代湖が見える。
道の駅猪苗代を出発し、桧原湖方面へ向かう。
裏磐梯FSの開場まで時間があるので、桧原湖沿いの道を走ってみる。
とても広大な湖だ。
湖面に小さな島が見える。
裏磐梯はリゾート地なだけあって、とてもおしゃれなペンションが立ち並んでいる。
池のほとりに立つペンションも多く、非常に良い雰囲気だ。
景観を崩さないためか、どの建物もブラウンの三角屋根だ。
ガソリンスタンドやコンビニもそうなっている。
いつかマスクを外して外出できるようになったら、裏磐梯を観光したいものだ。
裏磐梯フォレストスプリングスに到着
裏磐梯FSの看板を発見した。
道沿いに進むと看板がもう一つ。
駐車場は広い。
一番乗りのようだ。
右奥の建物が管理棟だ。
裏磐梯FS側から駐車場方面を見た図。
遠くにまた磐梯山が見える。
道の駅猪苗代から見たのとは逆方向から見ていることになる。
カッコウ
ホトトギス
カラス
ハト
色々な鳥の声が聞こえる。
準備をして裏磐梯FSの門をくぐる。
写真を撮るのを忘れたが、管理棟はペンションのような建物だ。
中で管理人の方に一日券でカヌーに乗りたいことを告げ、料金を払う。
裏磐梯FSでは、カヌーに乗ってレイクで釣ることもできるし、レイクの岸から釣りをすることもできる。
レイクの魚は全てリリースしなければならない。
レイクだけでなくポンド(池)もあり、ポンドの魚は持ち帰ることができる。
HPにルールが載っているので、来るときは一通り目を通しておくと良いだろう。
いざカヌーで湖へ
持参のライフジャケットを装着。
レンタルもできるようだ。
カヌー乗り場は湖に対して右側にある。
管理人の方に案内してもらい、早速カヌーに乗って湖へ繰り出す。
カヌーはカナディアンタイプで、2本のパドルがカヌーに固定されている。
慣れないパドルのためカヌーを漕ぐのが大変だった。
中々まっすぐ進まない。
カヌーは座席が2つあり、最大2名まで乗ることができる。
スペースは1人だと十分にとれるぐらいあり、いろいろ道具を持ち込める。
湖の右岸に沿ってカヌーを漕いでいく。
左側の管理棟方面を向く。
湖に景色が映りとてもきれいだ。
5月半ばなので丁度よい気候だ。
暑くもなく寒くもない。
体温調節のために上着を着てきたが、なくても大丈夫なぐらいの心地よさだ。
梅雨に入ろうかというときで前日は雨が降っていた。
ほんの一日の晴れ間だったので、丁度良い日を選んで来れたことに感謝する。
湖の最奥を目指す。
小さい島が見える。
どこでも釣れそうな気がする。
実際、後から3組ぐらいの人たちがカヌーに乗っていたが、皆さんいろいろな場所で釣果を上げていた。
後から管理人さんに話を聞いたところ、今日来たのは私以外全員常連らしい。
カヌーで最奥に近づく。
向かう途中、何度もトラウトのライズが見られる。
湖面に波紋が立つことはしょっちゅうで、時折高くジャンプすることもある。
すぐに釣りをしたい欲を抑え、最奥を目指す。
今のところカヌーに乗っているのは私一人だ。
こんなに綺麗な湖で、貸し切り状態で釣りができるというのは何とありがたいことだろう。
岸には木が鬱蒼と生い茂っている。
まさに大自然の真っ只中という感じだ。
今回のタックル
遅ればせながらカヌーの中。
持参のラバーネットとトラウト用のルアータックル。
さらにフライ用の竿とリールを持ち込んだ。
魚に触れないためのリリーサーも持ってきた。
ルアータックルは6FTでULクラスの竿と2000番のリール。
糸はナイロン3LBだ。
フライはやったことがなく、今回試してみようと思ってタックルを持ってきた。
フライロッドにフライリール。
糸はPE0.8号にショックリーダー1号。
フライをやっている方にとっては当たり前の話かもしれないが、この糸ではフライは飛ばない。
フライ自体には重さがないため、専用のティペットという太い糸を使い、糸の重さでフライを飛ばすのだ。
今回、ショックリーダーの重さでフライを飛ばせないか試してみたくてPEを巻いてきたが、実際やってみて無理だというのが分かった。
PEだと竿に貼り付いて糸が出て行かない。
どうしてもフライを飛ばすことができなかった。
今度は素直に専用の糸を使うことにしよう。
見様見真似でフライも巻いてきていた。
さて、さらに最奥へと向かう
湖の最奥へ
岸辺の日陰になっているあたり、特に木が張り出しているところは期待できそうだ。
実際そういった場所ではライズが多い。
水中には沈木が。
いくつか見つけたので、ルアーはあまり沈めないほうが良さそうだ。
トラウトのライズも多いので表層狙い中心でいこう。
段々と湖の一番奥が見えてきた。
このあたりは薄暗く幻想的な雰囲気だ。
時折トラウトのジャンプが見える。
カヌーにはアンカーが乗っている。
良さそうなポイントでアンカーを降ろして釣りをするのだが、最初はいつものカヤック方式で、カヌーを流しながら釣りをしてみた。
実際にやってみて、アンカーを降ろして一か所で集中して狙った方が釣りやすいことが分かった。
最奥部に流れ込みがあるのか、カヌーを流しながらだとすぐに最奥部から離れてしまう。
また、管理人の方から聞いた話で、アンカーのロープは30~50cmぐらい遊びを持たせて使うと良いと言われた。
カヌーの上に使おうと思っていたルアーを並べる。
いつもはスプーンのみだが、今回は色々と試してみようと思いクランクとポッパーも持ってきた。
湖の最奥にたどり着く。
この辺りでよくトラウトが跳ねている。
岸付近にカヌーを停める。
釣りの開始
まずはここから、ライズが頻繁に起きている場所に向かってクランクを投げた。
使ったのはDAIWAプレッソのワブクラ30DRトッピングフードカラー。
このクランクはとても小さい。
動かしてみると小刻みによく動く。
早く動かしすぎると動きが崩れてしまうので、かなりゆっくりと巻く。
ライズが起きた瞬間をめがけて投げる。
すると着水した瞬間に魚が食いついた!!
とても良い引きだ。
ドラグを緩めにしていたので、何度も糸が出ていく。
ラバーネットでキャッチ。
とてもきれいな模様だ。
次はスプーンに替え、岸に向けてキャスト。
ところが、これが難しい。
枝が張り出しているのでルアーが枝葉に引っかかる。
低めの弾道でキャストする必要がある。
カヌーの上からなのでなおさら難しい。
沈木が多いので着水後すぐに巻き始める。
巻くスピードはとにかくゆっくりだ。
数投後にトラウトがヒット!!
使用したのはフォレストのMIU1.5gのグリーンカラーだ。
今度はフォレストのフィックスでヒット。
網に入れたらおとなしくなった。
すぐにリリース。
前にも書いたが、ただでさえ難しい管理釣り場でのトラウトフィッシングが、カヌーの上からという要素も加わりさらに難しさを増している。
張り出す枝葉にルアーが引っかかることもあり、投げるのも大変だ。
ただ、通常の管理釣り場に比べてスレていないマスが多いのか、アタリは多く感じる。
後から来た常連さん方の様子を見ていると、頻繁にトラウトを掛けている。
使っているのはルアーのようだ。
上手になればたくさん釣れるのだろう。
精進しなければ。
ポンドで練習しつつ何匹かキープしたかったのと、何よりトイレに行きたくてしょうがなかったので、レイクを後にする。
綺麗な湖にカヌーを浮かべてトラウトフィッシング。
こんな体験ができるのはここ裏磐梯フォレストスプリングスだけだろう。
最高の体験だった。
またレイクでリベンジしたい。
お次はポンドへ。