日本円と海外通貨との関係
国内と海外のお金の関係について、基本的なところを書いておきます。
7月に私がバンコクに行ったとき、1バーツは約4.4円でした。
運の悪いことに、このときは、その前後の期間でバーツが一番高くなっているタイミングでした。
私がバンコクから帰ってきたあたりで、バーツの値段が下がり始め、一か月後の8月には4.1円を切っていました。
これはつまり、7月に私がバンコクへ行った時、1バーツを手に入れる場合4.4円必要だったのに対し、8月ならば4.1円で手に入ったということです。
1000バーツ単位で考えると、7月に1000バーツを手に入れる場合4400円必要だったのに対し、8月ならば4100円で手に入ったということになります。
このように、日本円から見たバーツの値段は時々刻々と変動しています。
変動は様々な要因によって起こりますが、これから高くなるか安くなるかを予測するのは難しい、というより不可能です。
もし予測が可能であれば、FXでいくらでも儲けることができてしまいます。
さて、ここまでは日本円から見たバーツの話でしたが、バーツから見た日本円や、日本円から見たドル、ユーロから見た韓国ウォンなど、取引のペアは無数にあります。
海外に行く場合は、行きたい国の通貨が、日本円から見ていくらになっているかを参考にします。
できるだけ、現地通貨が日本円から見て安くなっているときが、お得ということになります。
よく円安や円高と言いますが、他国の通貨に比べ、円の価値が下がっていれば円安、上がっていれば円高です。
例えば、1バーツ4.4円と1バーツ4.1円のときを比べると、前者の方が後者に比べ、円安になっています。
(円安)1バーツ4.4円 ⇔ 1バーツ4.1円(円高)
前者の方が、1バーツを手に入れるのに0.3円余分にかかる(=その分円の価値が低くなっている)ということです。
円高の方が海外に行きやすいといいますが、円高の方が、現地通貨を安く手に入れやすいからというのがその理由です。