購入できるカヤックを探す
手に入るカヤックを探す
カヤックの購入を考えるとき、どのようにしてカヤックを選べば良いでしょうか そもそも、手に入るカヤックの種類自体がそれほど多くありません。 カヤックの製造メーカーが多くないので、購入できる種類や購入方法は限られており、数少ない選択肢の中から選ぶことになります。 逆に言えば、選択肢が少ないため、選ぶときはあまり迷わずに済みます。
まずはネットで見てみる
購入できるカヤックを探す際、まずはネットを見てみましょう。 カヤックを購入できる通販サイトや、実物を取り扱う店舗のサイトも探してみましょう。 私はカヤックを購入する際、主に以下のサイトを参考にしました。 ・モンベルオンラインショップ ・amazon ・バイキングカヤック ・kayak55 上のサイトで、購入できるカヤックの値段や寸法、装備などを繰り返し見ました。
実物も必ず見ておく
私はネットサーフィンに加え、モンベルの実店舗にカヤックの実物を見に行きました。 購入を考えているカヤックとは別のカヤックで良いので、購入する前に、ぜひ実物のカヤックを見ておいてください。 実際に見てみると、こんなに大きいのかと驚きます。
雑誌や本も見ておく
後は、カヌーワールドなどの雑誌や本も参考になります。 カヤックの購入を考えていた時、カヌーワールドは毎日のように目を通しました。 カヤックのカタログや、そのカヤックが実際に使われている記事なども載っています。
カヤックのスペックを選ぶ
カヤックの選択基準
購入できる選択肢の中から、以下のような選択基準を基に、購入するカヤックを決めていきます。
大きさと重さ
私が購入したのはストリームジャーニーというメーカーの、バラクーダというカヤックです。 今ではもう、このカヤックは売られていないようです。 大きさは、長さ295cm✕幅78cmで、20kg以上あります。 これでもカヤックの中では小さい方だと思います。 私は完全ソロなので、一人で運搬や車載をしなければいけません。 そのため、できるだけ小さく軽いものを選択しました。 カヤックが小さいと、漕ぐときに小回りが効きますが、安定性が悪くなりますし荷物の積載量が減ります。 波の穏やかな内湾や湖などで乗るのであれば、このぐらいの大きさで問題ありません。 毎回2人以上でカヤックフィッシングに行くならば、大きい物を選んでも持ち運びは問題ありません。 シートが2つの物を選んで一緒に乗ることもできます。
積載長さに注意
カヤックの大きさに関しては、車載のときに注意が必要です。 積載する荷物が、「車の長さ✕0.2」よりも飛び出している場合は届け出が必要になります。 大きいカヤックを購入するときは、この点に注意が必要です。
カヤックの値段
穏やかな内湾などで乗るのであれば、有名なメーカーが出している物の中で、一番安い価格帯の物で大丈夫でしょう。 私が購入したカヤックは7万円でした。7万円ぐらいがカヤックの値段の最低ラインだと思います。 モンベルでも安い物で7万円ぐらいから、ちゃんとしたメーカーの物が買えます。
装備と仕様
大きさや予算から選択肢を絞り込んだら、後は付属の装備や積載スペースなどを見ていきます。 積載スペースは広い方が良いですし、ロッドホルダーも付いている方が良いです。 ロッドホルダーが付属していなくても、後からスコッティ―やラムのロッドホルダーを取り付けることもできます。 私のカヤックは、真ん中にマウントを取り付けるネジ穴がありました。 スコッティ―のマウントを取り付けようとしたところ、少しだけサイズが合いませんでした。 そこでネジ穴を削って広げ、無理やり取り付けました。
ハッチの大きさ
ハッチはできるだけ大きい方が、中に色々な荷物を入れられて良いと思います。 私のカヤックのハッチは、魚探のバッテリーがギリギリ入るぐらいの大きさでした。 バッテリーをカヤック上に置かなくて済むので、とても助かっています。 購入の前に、カヤック内に入れたい荷物がハッチを通るかどうか、シミュレーションをしておきましょう。
カヤックを購入する前の準備
事前準備の確認
購入するカヤックを選んだら、実際に購入する前に、準備が整っているかを確認しましょう。 以下のページの内容も参考にしてみてください。 ・カヤックの車載と道具について ・カヤックの車載に適した車について ・ラッシングベルトの使い方 ・カヤックの持ち運び方について ・カヤックの車載方法について 購入前にチェックすべき項目を、簡単に挙げておきます。
カヤックを保管するスペースがあるか
事前に購入するカヤックのサイズを見ておき、置くスペースを確保しておきましょう。 最低限、カヤックを横にして置いておける場所が必要です。 カヤックを洗ったり、艤装(改造)することもできるでしょうか。
車載の準備ができているか
カヤックは車載で運ぶことになると思います。 車載の準備をしておきましょう。
保管場所までカヤックを運べるか
車から、保管スペースまでの動線も確認しておきましょう。 3mぐらいのものを車に積んで持ち帰り、車から降ろして保管場所に運べるでしょうか。
カヤックを運ぶ人員がいるか
私のカヤックは2.7m×0.7m、22kgぐらいですが、一人で運ぶと結構ギリギリです。 それ以上の大きさ・重さのカヤックならば、二人で運んだ方が良いかもしれません。 可能であれば、実店舗でカヤックを持たせてもらい、運べるかどうか確認すると良いと思います。
家に持ち帰るまでの流れを把握できているか
カヤックを購入してから、購入した店舗や方法によって、カヤックを家に持ち帰るまでの流れが変わってくると思います。 店舗で聞いたり、通販であればサイトに書いてあるはずなので、確認しておきましょう。 以上の項目をチェックし、準備ができたらいざカヤックを購入しましょう。
カヤックの購入
私の購入方法
私はAmazonで、ストリームジャーニーのバラクーダというカヤックを購入しました。 実物を見ずに購入したので、今にして思えば思い切ったことをしたものだと思います。 結果としては良いカヤックだったので満足しています。 なお、現在ではバラクーダは販売されていないようです。
運送会社の営業所止め
公式サイトを見ると、カヤックを購入すると運送会社の営業所止めになると書いてあります。 私がAmazonで購入したときもそうでした。 カヤックは大きく重いので、おそらく他のメーカーで購入しても、営業所止めになると思います。
営業所に引き取りに
私がAmazonで注文した際、注文から2週間後に、営業所からカヤックが到着したと連絡が来ました。 運送会社が仕事場に近かったので、夜、仕事が終わってからそのまま取りに行きました。 運送会社に入るのは初めてで、おっかなビックリでした。 カヤックを引き取りに来たことを告げ、カヤックの実物を持ってきてもらいました。 カヤックを見たとき、想像以上に大きく、一人で持ち上がるかどうか心配になったことをよく覚えています。 カヤックには梱包材が巻かれており、猶更持ちにくくなっていました。 何とか車の上に持ち上げて、ベルトで固定しました。 このときが初めての車載です。 当時はラッシングベルトを使っておらず、手締めのベルト2本で固定していました。 運転中にカヤックが落ちないか心配になり、帰りの運転はとにかくゆっくり、事故を起こさないように帰りました。
最初は手探りで
最初のころは自分なりの車載方法なども確立していませんでした。 可能な限り調べてシミュレーションしてはいたものの、全て手探りの状態です。 事前の想定をしっかりし、必要以上に準備していたので、今まで自己を起こさずにいられたのだと思います。
家に帰ってから
何とか無事にカヤックを家まで運べたものの、家に着いてからがまた大変でした。 カヤックを立てかけるスペースは用意していたのですが、夜だったので大きな音を立てるわけにいきません。 結局、朝までカヤックを車の上に乗せたままにしておきました。 車から降ろすのも、持ち上げて家に入れるのも、立てかけるのも一苦労でした。 後日、最初に考えていた置き場ではカヤックが行動の邪魔になるということが分かりました。 急遽別の場所に、カヤックを横にして置いておけるスペースを作りました。 カヤックを横にして保管できるようになったおかげで、道具の準備や艤装が格段にしやすくなりました。
事前準備が何より大事
こうして書いてみて思うのは、とにかくカヤックを購入するときは、事前準備が大切だということです。 置き場所について家の人の理解を得ておくとともに、実店舗でカヤックを見せてもらい、シミュレーションしておきましょう。
引き取るには数日を要する
カヤックを通販ではなく実店舗で購入する場合も、基本の流れは同じになります。 実物のカヤックが置いてある店でも、いきなりカヤックを購入して引き取ることはできないと思います。 店側の準備のため、購入してから数日か、数週間後に引き取る形になるでしょう。 引き取る場所が運送会社になるか、実店舗になるかの違いだけで、後は同じ流れになります。 実店舗で購入する場合は、購入後にどういった流れになるのか、あらかじめ聞いておくと良いでしょう。
ようやく海へ
さあ、ついにカヤックを手に入れました。 カヤックに必要な艤装を施し、道具を準備し、海へと繰り出しましょう。