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青物釣りのプライヤー選びについて















青物釣りのプライヤーについて


釣りに使われるプライヤーは下の画像のようなもので、魚の口に掛かった針を外すのが主な用途です。 青物釣りとプライヤー このページでは、主に陸から青物を釣ることを想定して、どのようなタイプのプライヤーを選択したら良いのかを書いていきます。 さて、このページをご覧の皆さんならば、 「下の4つのプライヤーから釣りに使うものを一つ選んで下さい」 と言われたら、どのプライヤーを選ぶでしょうか。 青物釣りとプライヤー これらのプライヤーは実際に私が使っているものですが、それぞれ一長一短があり、どれが正解ということもありません。 プライヤーの一番重要な役割は魚に掛かったフックを外すことですが、それ以外にも、スプリットリングを開けたり根本の糸切りでラインを切ったりもできます。 プライヤーの役割を考えながら、どのようなプライヤーが使いやすいプライヤーなのか考えてみましょう。







プライヤーの先端形状


青物釣りとプライヤー フィッシュイーターには歯の鋭い魚も多く、素手で外そうとすると魚が暴れたときに手を怪我してしまいます。 青物釣りとプライヤー 以前、締めたサゴシの口に手を入れたとき、手がサゴシの歯に少し触れてしまったのですが、それだけで手の皮膚が切れてしまいました。 歯が鋭い魚でなくても、ルアーで釣れる魚は大きくパワーがあるため、素手で針を外そうとして魚が暴れたときに、口に掛かっているフックやエラのトゲなどが手に刺さることもあります。 ルアー釣りではプライヤーが必須です。 魚の口から針を外すことを考えたとき、できるだけ魚と手の距離が離れていたほうが良いでしょう。 そのため、プライヤーの針をつかむ部分(ノーズ)は長いほうが良さそうです。 魚が針を飲み込んだ場合も、ノーズが長いほうが外しやすいです。 先程の4つのプライヤーのうち、左上のものは針をつかめる部分が少ししかなく、針を外すのが大変です。 青物釣りとプライヤー 青物釣りとプライヤー 私はこのプライヤーをフック外しの用途では使いませんが、値段が安く小さいので、何本か買って作業時によく使っています。 アシストフックを作るとき両手に一本ずつ持って根付糸を締めたり、小物釣りのときにPEを切ったりするのに使います。 プライヤーの先端形状は、大きく分けてストレートノーズ(まっすぐ)とベントノーズ(曲がっている)タイプの2つがあります。 私はどちらも使ったことがありますが、これに関してはどちらを選択しても良いと思います。 大物から針を外すとき、ガッチリ掛かっていると、外すのにかなりのパワーが要ります。 あまり先端が細いものは選ばない方が良いでしょう。 プライヤーの中には先端にスプリットリングオープナーがついている物もあります。 青物釣りとプライヤー オープナーは付いていたほうが便利です。 専用のスプリットリングオープナーを持ち歩かなくても良いですし、青物釣りで使うような#3以上の大きいスプリットリングは、専用のオープナーだと小さ過ぎて開けにくいことがあります。 プライヤーなら大きいスプリットリングを開けやすいので、フック交換などの作業で使いやすいです。 青物釣りとプライヤー 魚からフックを外すときも、オープナーにフックを引っ掛けて外すこともできます。







細かい部分と結論


使いやすいプライヤーについて考えるため、先端以外の部分も見てみましょう。 青物釣りとプライヤー プライヤーの根本には、ハサミのようになっている糸切り部分があります。 青物釣りとプライヤー この糸切りは、PEラインや太いラインも簡単に切ることができます。 プライヤーがあればハサミを釣り場に持っていく必要もなくなります。 プライヤーを選択するときは、糸切りが奥まできっちり付いているかも見ましょう。 下のプライヤーは上の画像のプライヤ-と違い、糸切りが根本まで付いていません。 青物釣りとプライヤー 糸をプライヤーの奥まで入れてハンドルを握っても、糸が隙間に入ってしまい切ることができません。 プライヤーには、下の画像のようにバネがついていて自動で開くものがあります。 青物釣りとプライヤー このバネは有った方が良いです。 バネが有ると、手を握る・放すだけでプライヤーが開閉しますが、バネが無い場合、プライヤーの開閉が面倒になります。 実際にバネが有るものと無いものを釣りで使い比べてみると、天と地ほど使いやすさに差があることが分かります。 また、先端が勝手に開くのを防ぐストッパーも有ったほうが良いでしょう。 青物釣りとプライヤー 青物釣りとプライヤー 持ち運びの際やプライヤーを取り出す際、プライヤーが開きっぱなしだと手を怪我したり、一緒に入れた物を傷つけてしまうかもしれません。 プライヤーはすぐに取り出せるようにしておきたいですし、落として紛失するのも避けたいので、持ち手の部分にアクセサリーコードを付けたりリングを通したりできる穴が空いていると良いでしょう。 青物釣りとプライヤー そして海で使うことを考えると、素材は錆びにくいステンレス一択です。 ステンレス以外の素材だと、一回使っただけで錆だらけになることもあります。 どちらにしても使用後はよく洗いましょう。







結論


ここまで書いてきたことをまとめると、私が考える使いやすいプライヤーの条件とは、 ・先端が長く太めである ・スプリットリングオープナーが付いている ・糸切りが奥まで付いている ・自動で開くバネが付いている ・勝手に開かないようにストッパーが付いている ・コードやリングを付けられるようになっている ・素材はステンレス ということになります。 これらを全て満たしているプライヤーは中々ありませんが、シマノのADプライヤーはほとんどの条件を満たしていました。 青物釣りとプライヤー 青物釣りとプライヤー 青物釣りとプライヤー 青物釣りとプライヤー 青物釣りとプライヤー 唯一、素材がステンレスではないのが残念ですが、コーティングされていて錆に強くなっています。 大物用にはパワープライヤーというのもあります。 ADプライヤーは愛用していましたが、いつの間にか失くしてしまいました。 今はもう少し太めのプライヤーを使っていますが、これも素材はステンレスではないですし、閉じたままにするストッパーが付いていません。 太すぎて使いづらく感じることもあります。 中々理想のプライヤーは見つかりません。