当サイトの検索表示回数の推移
2025年7月14日時点で、当サイトの検索表示回数が大幅に増えてきている。
以前と比べ、10倍以上の表示回数となっている日もあった。
そこで、これまでの検索表示回数の推移と、改善するために行った方策を書いておこうと思う。
なお、サーチコンソールでは16ヶ月前のデータまでしか参照できないので、数字で提示できない部分もあり、うろ覚えで書いていることも多いと申し添えておく。
当サイトの検索流入数は、サイトを立ち上げた2017年から2019年ごろにかけてが一番多かった。
以降、検索流入数もページ閲覧数も、右肩下がりに下がり続けていた。
特にここ最近がひどく、2024年の11月から2025年の6月中旬ごろまで、毎日の検索表示回数は2ケタ、クリック数が1ケタの日が続いていた。
一度も検索でクリックされない日も、そこそこあったぐらいだ。
表示回数などが下がった決定的な理由は分からない。
推測では、当ブログを開設してからというもの、低品質な記事を量産し続けていたのが、一番の理由という気がする。
サイト内に低品質な記事が多いと、サイト全体の評価が下がり、検索結果の順位に悪影響を及ぼすことがあるらしい。
記憶では、2022年以降、検索の表示数がガクッと落ち込んだタイミングが何度かあった。
一時期、少しだけ急上昇したものの、それからまた下がり続け、2024年から2025年7月現在まで、悲惨な状況が続いていた。
表示回数が急落したのは、Googleのコアアップデートが原因だろう。
表示回数が急落した時期と、コアアップデートの時期は近かった。
特に影響が大きかったのは、2022年ごろから始まったヘルプフルコンテンツアップデートのようだ。
先に書いたが、このころから、検索での表示回数が急落していた。
なお、コアアップデートが「原因」と書いたが、「要因」、つまり大元の理由はやはり、低品質コンテンツが多かったことにあると思う。
2022年ごろから、カヤックフィッシングや4択クイズのサイトを配信し始めたが、急ごしらえだったので、色々と粗が多かった。
低品質なページが多いと判断され、サイト全体にペナルティを食らっても仕方がない状況だったと思う。
ページの順位が下がったのは、Googleのアップデートが理由だと知った時は、アップデートを恨んだものだった。
だが、今になってよくよく考えてみれば、順位が下がっても当然だと思うような、杜撰なサイトづくりをしていた。
まあ、ずっと散々な表示回数だったのだが、ここ最近、2025年の7月7日から7月8日にかけて、表示回数が急上昇し始めた。
表示回数がこれまでの2倍以上、日を選べば10倍にもなっている。
クリック数も、おおよそそのぐらいの増え方をしている。
兆候はあり、その少し前の6月下旬から、数字が少しずつ上昇を始めていた。
こうなった理由について、思い当たるものを書いてみようと思う。
決定的な要因は分からない
2024年から仕事を辞めており、時間があったので、時間をかけてサイトに対して様々な手を加えていた。
そのため、検索の表示回数が増えた理由について、決定的なものがどれだったのかは分からない。
本来ならば、一つ手を加えるごとにしばらく時間を置き、結果検証をした後で、次の修正をしていくのが良いのだろう。
ただ、私はビジネスでサイト運営をやっているわけではないし、とにかく表示回数が低いので、なんでも良いから表示回数を上げたかった。
検証は二の次で、できることは何でも試しておきたかったのだ。
さらに、表示回数増加の要因として、Googleのアップデートが理由という可能性もある。
ここ数年、SEOに関して様々なサイトを見るようになった。
Search Engine Roundtableというサイトによると、2025年6月にコアアップデートが行われたようである。
そのせいか、2022年から始まったヘルプフルコンテンツアップデートで、影響を受けたサイトの一部について、表示回数などが回復し始めているとのことだった。
今回のコアアップデートが始まったのは、6月末ごろかららしい。
確かにそのころから、表示回数が増加し始めていたので、増加の大きな要因は、コアアップデートだったという可能性がある。
ただ、コアアップデートの詳細は分からないので、やはり原因を突き止めることは難しい。
とりあえず以下に、表示回数増加のために行った方策を挙げてみることにする。
運営サイトを全てWordPressに切り替えた
これまで、青物釣りとカヤックフィッシングなどのページを、html手打ちのサイトで作成していた。
WordPressの方がはるかに楽なのだが、htmlの手打ちは、自分でサイトを作っているという感覚が強いし、やりたいことが何でもできるので面白かった。
それに、昨今ではhtml手打ちのサイトが少なくなってきたように感じていたので、希少なことをしているという優越感もあった。
ただやはり、手打ちはあらゆることが面倒だった。
記事を少し修正するにしても、
ソースファイルを開き、該当部分を修正→FTPソフトでファイルをアップロード
という手順を踏む必要がある。
WordPressなら、該当の記事を開き、修正箇所を直して保存ボタンを押せば終わりだ。
手打ちは更新が面倒なので、段々と、記事を確認したりリライトするのを怠るようになった。
結果、明らかに文章がおかしいのに、しばらく放っておいた記事がいくつもあった。
そんな調子だったので、サイト全体でペナルティをくらい、検索の表示回数が下がっていたとしても、文句は言えない。
一念発起し、WordPressの当サイトに、全てのサイトの内容を移植することに決め、作業を行った。
文章などに間違いがないかを確認しつつ、一ページずつ内容を移していった。
移植した全ページに、リダイレクトも設定。
大変だったが、こういう作業をしているときは楽しい。
この移植作業には、色々な効果があったと思う。
まず、ページの編集をしやすくなったので、ページの確認とリライト作業を行うようになった。
また、移行の最中に一通り文章を確認し、目についた変なところを全て修正した。
それだけでなく、ディレクトリ構造が変わったことも、もしかすると、何らかの影響があったかもしれない。
今までは、
・https://mukyou-an.com/aomonoturi/~
(青物釣りのサイト)
・https://mukyou-an.com/kayak/~
(カヤックフィッシングのサイト)
・https://mukyou-an.com/outdoor-life/~
(当ブログ)
という構造に分けていたが、今回これを、
・https://mukyou-an.com/outdoor-life/~
のみに統一したことになる。
このことも、検索結果の順位付けに影響を与えた可能性がある。
ただ、検索のアルゴリズムは分からないので、影響が無かった可能性もあるし、あったとしても、悪い影響を受けた可能性もある。
だが、SEO関連の、特にGoogle関係者の発言やコメントを見ていると、ディレクトリ構造が変わった程度のことは、検索エンジンから見て大して影響はない気がしている。
ページ内の文字を小さくした
これも、要因として一つ大きい気がする。
前までは、文字の大きさを18とか19ptぐらいにしていた。
文字は見やすい方が良いだろうと思い、そうしていたのだが、逆に見にくくなっていたようだ。
というのも、文字の大きさが大きすぎると、一度に目に入る文字の量が少なくなってしまい、ページを読みにくくなってしまう。
それに、ページを読むのにスクロールする量が増えてしまい、やっぱり読みにくい。
ブログを改善する方法を模索していた時、色々なブログを読み、自分のブログの文章も読み返してみて気づいたが、人間がブログを読むときは、必ずしも一文字一文字を丁寧に読むわけではない。
(もちろん、文章の読み方は人によるし、トピックへの興味関心の度合いによっても、読み方は違うだろう)
私自身がブログを読むときは、パッと見たときに読み取った単語と、添えられている画像などを見て、なんとなく内容を理解しながら読んでいっている。
そういう読み方をする場合、文字が大きいと目に入る情報量が少なく、逆に読みにくくなってしまうというわけだ。
そこで、文字の大きさを16ptにしてみたところ、ページが格段に読みやすくなった。
なぜ今までこのこのことに気付かなかったのだろう。
当サイトで問題だったのが、直帰率の高さだ。
ページを訪れていただいた人が、そのまま直帰する割合が、高いように感じていた。
直帰率については、必ずしも高ければ悪いというわけではない。
ページを呼んでくれた人が、満足して帰って行ったなら、それは悪いことではないのだ。
ただ、旅行記は、直帰せずに続けて他のページを呼んでくれる人が多い分野だと思っていた。
それなのに、あまりにも直帰率が高すぎる。
それが、文字の大きさを小さくしてから、あきらかに直帰率が減った。
旅行記だけでなく、他の分野も直帰率が減ったので、これは明確に効果が出たと言えるだろう。
今までのブログは、読みにくかったということだ。
サイトマップを消した
これについては、どのくらい効果があるのか分からないが、サイトマップの送信を辞めることにした。
bodhi seoというサイトに
不適切なサイトマップを送信するくらいなら何もしないほうがいい結果が得られる
という記述がある(詳しくはリンク先を参照してほしい)。
こういう物は、ただサイトマップを削除すれば良いというわけではなく、書いてある内容を吟味して、自分のサイトに適用すべきかどうかを考えなくてはいけない。
それでいくと、上記のサイトの無いように照らし合わせ、私のサイトはサイトマップを削除した方が良いサイトのような気がした。
html手打ちで作っていたころは、サイトマップを作製できるウェブページを利用し、手作業でサイトマップを更新していた。
手作業なので、ページを更新してもサイトマップを更新するのにラグがあるし、そもそも、面倒くさがってサイトマップ自体をあまり更新していなかった。
WordPressに全て移行してからは、プラグインでサイトマップを扱っていたが、どのように更新されているか分からない。
それに、上記の参考サイトによると、サイトマップはよほど大規模なサイトでなければ、クロールに影響を及ぼさないそうだ。
それならば、私のサイトではサイトマップを置く理由が無いような気がする。
上手く扱わないと悪影響があるのならば、いっそのこと無くしてしまった方が良いかと思い、サイトマップの利用を止めることにした。
品質の低いページを消去orノーインデックス化
これも、bodhi seoに書いてあった。
他のseo関係のサイトにもよく書いてあることなので、信ぴょう性が高い気がする。
そもそもGoogle検索セントラルに、
有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。
という記述があった。
そこで、当ブログも、中身の無い記事をすべて削除することにした。
削除する前は、予約した投稿を合わせて600記事以上、他のサイトも合わせて700記事以上のページがあった。
それを現在は450記事まで削減した。
さらに、内容は無いが必要なページに、noindexを施した。
これで対策は万全。
迷ったのは、検索順位が低い旅行記だ。
北海道一周のページなどで、検索順位が低いページが結構ある。
中には、Googleからは流入が無いが、Bingなどからは定期的に流入のあるページもあった。
そういうページは、とりあえずnoindexしないことにした。
これまで、サイト全体を大きく改変してきたので、そういったページもこれからGoogleで順位が上がる可能性がある。
とりあえずここまでが、検索での表示数が増加するまでに行ってきた方策だ。
これらを行った結果、検索の数字がどのように変わって行くか、結果を追って行こうと思う。