二本針の、ダブルアシストフックの作成方法を紹介します。
針と根付け糸を、外掛け結びで結び、反対側にソリッドリングを付ける作り方です。
以下はアシストフックの関連ページです。
ダブルアシストフックについて
私は、陸からの釣りとカヤックフィッシングの両方で、シングルとダブルのアシストフックを試してみたことがあります。
二本針のダブルアシストフックは、一本針の場合と比べ、針掛かりする確率は高くなると思います。
一方で、糸やランディングネットなどと絡みやすくなるというデメリットもあります。
釣った魚をネットに入れると、二本の針がネットに絡まるので、ネットからルアーを外すのに苦労します。
少しでもフッキングの確率を上げたい場合は、ダブルアシストフックにするのが良いでしょう。
ダブルアシストフックの材料
ダブルアシストフックの材料は、以下の画像の通りです。
画像ではフックが一本ですが、ダブルなので二本用意しておきましょう。
フック二本と根付け糸、ソリッドリング、瞬間接着剤、そしてプライヤーかペンチが必要です。
ソリッドリングは無くても大丈夫です。
フック
フックについては、マダイ用・クロダイ用・スズキ用などが良いです。
マダイ用の物は軸が太めです。
号数については、針の種類や狙う魚の大きさによって変わります。
参考までに、40cm～50cmぐらいの青物であれば、
・マダイ針：10～12号ぐらい
・クロダイ針：6号以上
・スズキ針：12～16号ぐらい
が良いのではないかと思います。
実際に釣具屋で、ルアー用のアシストフックと見比べながら、選んでみてください。
針は、ルアーフックのように環付きの物でも良いですし、環付きでなくても大丈夫です。
根付け糸とソリッドリング
根付け糸は、売られている物の中で、細めの物が良いでしょう。
私が使っている根付け糸は、8号と10号です。
ソリッドリングも、売られている物の中で一番小さいサイズか、二番目に小さいサイズがちょうど良いです。
ソリッドリングも根付け糸も、チェーン店の釣具屋には大体売っていると思います。
プライヤーかペンチ
また、プライヤーかペンチは、合わせて二本あると便利です。
根付け糸を、両方から引っ張って締めるのに使います。
根付け糸にソリッドリングを固定する
まず、ソリッドリングに根付け糸を通します。
通したら、8の字結びでリングを固定します。
結び目は、できるだけリングのすぐ近くに作ります。
ソリッドリングがが無い場合や、使わない場合は、8の字だけ作っておきましょう。
根付け糸に針を結ぶ
二本の根付け糸のそれぞれに、外掛け結びで針を結んでいきます。
できるだけリングの近くで結ぶようにすると、ちょうど良い長さになります。
このとき、シングルアシストフックの作り方のページで説明した、PEを巻いて接着剤で留める方法でも大丈夫です。
この方が長さ調節がしやすいです。
結んだら、ペンチなどを使ってよく締めておきましょう。
ルアーと合わせ、長さを見ておきましょう。
もう一本の針も結びます。
ダブルアシストフックは、二本の針までの長さが違う方が、フッキング率が上がる気がします。
二本目の針は、一本目より根付け糸が長くなるように結んでおくと良いでしょう。
結んだら、根付け糸の余分を切っておきましょう。
瞬間接着剤を塗る
最後に、瞬間接着剤を塗布します。
接着剤の量が多すぎると、根付け糸の上の方まで浸透して固まってしまいます。
接着剤の量は、ほんの少しにしましょう。
瞬間接着剤によく付属している、針を使うのが良いと思います。
針の上にほんの少量、接着剤を載せ、結び目にくっつけます。
接着剤を塗布したら、ダブルアシストフックの完成です。
私はバーブレスフックを使うので、最後にペンチでカエシを潰します。
カヤックフィッシングで使い、イナダなどを釣りました。
