ルアーにはたくさんのカラーがあります。
たくさんのカラーの中から、どのカラーを選んだら良いのでしょうか。
このページでは、特に、まだルアーで魚を釣ったことのない方に向け、ルアーカラーの選び方について説明します。
どのカラーを選べばよいのか
釣具屋のルアーコーナーを見ると、実に様々なカラーのルアーを見かけます。
メタルジグについては、大体どの商品にもあるカラーといえば、
・イワシカラーなどのブルー系
・ピンク
・ブルーとピンクが混ざったブルピン
・シルバー
などでしょうか。
他に、グリーンやレッド、ゴールド、様々なカラーの混じったキャンディカラーなどもあります。
さて、数多あるカラーの中から、いったいどのカラーを選べば良いのでしょうか。
結論から言えば、「自分が自信を持って釣れると思うカラー」を選ぶのが良いと思います。
自信を持てるカラーとは
なぜ自分が自信を持てるカラーを選ぶかと言えば、私が調べた限り、「このカラーは他より釣れる」という、有意なデータのあるカラーは、現状無いからです。
このページの最後の項目で述べますが、もし「このカラーは釣れる」という文章があったとしても、それは非常に疑わしいものです。
なので、「このカラーは魚が釣れるだろうか」という観点ではなく、「自分のモチベーションが上がるのはどのカラーだろう」、という観点からカラーを決めてはどうだろうかと思います。
もちろん、「このカラーは魚が釣れるカラーだ」という自信もモチベーションにつながるので、それで選んでも良いのですが、いずれにしても大事なことは、使うルアーのカラーに自信を持つことです。
青物釣りでは、一日に何十回・何百回もルアーを投げて巻いてを繰り返します。
釣れているときは良いのですが、釣れないときが問題です。
このメタルジグが悪いのではないか、カラーが悪いのではないかと考え始めると、集中力が切れてしまい、釣れるものも釣れなくなってしまいます。
そのため、ルアーとカラーは自信を持って使えるものを選ぶのが大切です。
私の経験上、魚が釣れないのは、魚がその場所にいないからというのが一番の理由です。
ルアーカラーは、魚が釣れない理由の下位に来ると思います。
おすすめのカラー
私はどのカラーでも青物を釣ったことがあります。
これからルアーを選ぼうと思っている方は、あまり難しく考えずに、気に入ったカラーや釣具屋でお勧めされているカラーを選ぶのが良いと思います。
一応、私がよく使っているカラーを挙げておきます。
メタルジグについてにも書いた通り、私がよく使うメタルジグは、ムーチョ・ルチアというメタルジグです。
私が釣り場で最初に投げるのは、ムーチョ・ルチアのピンクキャンディーカラーか、ピンクシルバーカラーです。
それぞれ上の画像では、上から一番目と、下から二番目のカラーです。
ピンク系にこだわるのは、ピンクや赤は緑や青の補色(互いに引き立て合う色合い)になっており、海の中で目立つ色だからです。
実際に効果があるのかは不明ですが、目立てば釣れるような気がします。
ずっとピンク系やブルピンを使っているのですが、使っていれば実績も増えてきます。
自然とピンクは釣れるというのが頭の中に刷り込まれてしまいます。
毎回の釣行では、ケースに様々なカラーのルアーを入れていきます。
それでも釣り場でルアーを選ぶとき、さあどのカラーにしようかと考えると、つい実績のあるピンク系に手が伸びてしまいます。
カヤックフィッシングでも、最初はピンクやブルピンのムーチョ・ルチアをセットして沖に出ることが多いです。
ピンクやブルピンは、どのルアーにもカラーラインナップがある青物釣りの定番カラーです。
他にシルバーやイワシカラーもおすすめです。
カラーについてのあれこれ
昔から、ルアー釣りの雑誌やネット記事などでルアーカラーについて読んできました。
やはりカラーについては分からないというのが、私の中での結論です。
例えば、ブルーカラーに変えて釣れ出したとしても、だからといってブルーが釣れるカラーだとは限りません。
カラーを変えたことで釣りをしている人の動作に微妙な変化が出て、それが理由で釣れ出したのかもしれません。
ブルーに変えたときに、偶然魚群が通りかかった可能性もあります。
ブルーが有利だと言うためには、様々な条件を整えて何千何万回とデータを取り、統計的な分析を行わなくてはいけません。
それで、ピンクよりブルーの方が釣れるという結果が出たとしても、まだ安心できません。
実は、ブルーの塗料だけ紫外線を反射していたために釣れた、というように、カラー以外が原因の可能性も捨てきれないからです。
また、ある場所ではブルーが有利だったとしても、他の場所では潮の色の加減などから、ピンクのほうが有利だということもあるかもしれません。
あるカラーが有利だと言うためには、様々なルアー・様々な場所・様々な時間帯・様々なターゲットで大量のデータを集める必要があるわけですが、それは物理的に厳しいでしょう。
結局のところ、どのカラーが釣れるかというのは、一つの話題として楽しむに留めるのが良いのだと思います。
大事なことは、あるカラーで爆釣したという記事や動画を見かけても、それに釣られない事だと思います。