北海道で初めて見た夕日【登別マリンパーク二クス・絵鞆臨海公園と白鳥大橋】

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登別マリンパーク二クスへ

 

登別地獄谷から、大湯沼、倶多楽湖と回ってきた。

 

次の目的地は、登別市街にある、登別マリンパーク二クスだ。

 

ガイドブックで見て、ここには大きな城と水族館があるというのを知っていた。

 

どんな場所か気になっており、寄ってみたいと思っていたのだ。

 

 

 

敷地内には遊園地もあるようだ。

 

 

受付を済ませて中へ。

 



マリンパーク二クスの中を散策

 

 

マリンパークの中には、食事処などもある。

 

中央のニクス城。

 

公式サイトによれば、

「ニクス城」は、デンマークに実在する「イーエスコー城」をモデルに造られ

ているそうだ。

 

 

 

 

 

どうやらここは、遊園地や水族館などが集まった、複合施設のようだ。

 

 

家族連れや、社会科見学の小学生が多い。

 

ニクス城の中は水族館になっているらしいが、城の周りにもいくつか水族館がある。

 

こちらはイワシの大水槽。

 

 

他の場所には、アザラシやペンギンなどもいた。

 

ニクス城の中へ

 

ニクス城に入ってみよう。

 

 

 

城に入ると、縦長の大水槽が迎えてくれる。

 

 

入り口は2階にある。

2階から4階へと上がり、4階→3階→2階→1階と、階を下りながら見学していくようになっている。

 

最初に4階まで上がるが、上がっていくときのエスカレーターから、階下の大水槽を見渡せるようになっている。

 

 

水槽の形が工夫されており、内部の生き物がよく見えるようになっている。

 

 

 

 

北海道で何度も見た、オオカミウオ。

 

にょろにょろ展というのをやっていた。

 

オオウナギにオオイカリナマコなど、珍しい生き物がたくさん。

オオイカリナマコはとても不気味だった。

 

チンアナゴ。

とても小さい。

 

 

一階にはトンネルの水槽が。

 

この水槽は、最初に2階から4階に上がるときに乗った、エスカレーターから見下ろした水槽だ。

 

 

 

展示が多く、水槽の配置なども凝っている。

 

 

ニクス城の入り口に戻ってきた。

 

 

 

外ではペンギンレースをやっていた。

抹茶のソフトクリームを食べながら見物し、外に出た。

 

道の駅 みたら室蘭へ

登別マリンパークニクスを出発。

 

今日の最終目的地、室蘭へ向かおう。

 

 

室蘭市街は、北海道で見てきたどの町とも違っていた。

高低差のある岬に、むりやり市街地を作ったような感じだ。

 

高架の国道が一本、市街地の真ん中を通っており、そこからいくつもの道が複雑に派生している。

高台の所々に家があり、何となく魔女の宅急便を思い出す。

 

室蘭市街を走り、道の駅 みたら室蘭に到着。

 

室蘭の白鳥大橋

道の駅の二階に上がり、外へ出る。

 

白鳥大橋が見える。

 

 

白鳥大橋は、室蘭を象徴する建造物だ。

今いる道の駅からすぐのところに、橋のたもとがある。

 

 

明日はこの白鳥大橋を渡り、海沿いに函館の方まで向かうつもりだ。

 

 

海の方を見ると、小島が見える。

大黒島というらしい。

 

 

 

道の駅の二階には、白鳥大橋についての展示がある。

 

 

白鳥大橋の構造や、材料などが詳しく書かれている。

橋が開通したのは1998年らしい。

 

 

室蘭港の歴史も書かれていた。

 

室蘭周辺は歴史のある場所のようだ。

道の駅のある絵鞆のあたりには、1596年ごろから交易所が置かれていたらしい。

 

室蘭は岬の地形なので、港とするには不便なような気もする。

何故この場所に交易所を作ったのか、気になるところだ。

 

くじら食堂の室蘭セット

腹が減った。

 

早めの夕食にしよう。

 

道の駅のくじら食堂で、室蘭セットを注文。

焼き鳥丼とカレーラーメンだ。

どちらも室蘭の名物なのだろうか。

 

焼き鳥丼と言いつつ肉は豚肉である。

有名な話かもしれないが、道南では、焼き鳥というと焼き豚のことを指す。

 

焼き豚を焼き鳥と呼ぶようになった経緯は、ハセガワストアのページに詳しい。

 

絵鞆臨海公園の散策

 

道の駅を出て、すぐそばの臨海公園を歩く。

 

ここは絵鞆臨海公園というらしい。

先ほども書いたが、道の駅のある岬のあたりが絵鞆という地名なのだ。

 

 

 

今は16:00。

いくぶんか日差しも和らいできたが、まだ暑い。

 

 

 

 

幸福の鐘。

 

 

これから地球岬や母恋駅など、室蘭市街の観光地を回ろうかとも思っていたが、疲れた。

今日の観光はここまでにしよう。

 

 

 

ベンチがあった。

ここでしばらく横になっていこう。

 

 

今日の回想

 

公園のベンチで今日一日のことを振り返る。

 

今日の出発地点がどこだったか、すぐに思いだせない。

旅に出たころはすべてが新鮮で、どんなこともよく覚えていた気がするのだが。

 

 

今日はそこそこの距離を走った。

150kmぐらい走ったろうか。

 

早朝に苫小牧周辺を出発し、支笏湖へ。

 

赤い山線鉄橋を見た。

 

次は白老の、ウポポイ民族共生象徴空間へ。

アイヌの舞踊や、丸木舟の実演がとても印象に残った。

 

その後は登別へ。

地獄谷を見た後、大湯沼に行った。

 

それから登別市街にあるニクスマリンパークを訪れた。

 

最後にここ、室蘭へやってきた。

 

今日は、移動距離はそれほど長くなかったが、巡った観光地は多かった。

 

むろらん温泉 ゆららへ

 

公園で少し時間を潰した後、道の駅の近くにある、むろらん温泉 ゆららに行く。

 

湯につかりながら、今日1日、いや、昨日と今日の2日分の疲れを落とす。

考えてみれば、最後に風呂に入ったのは昨日の早朝だった。

 

旅に出て、毎日のルーティーンが決まってきていた。

 

これから風呂を上がって、寝る支度をする。

 

日記を書いたりガイドブックを見ながら明日の計画を立てる。

暗くなるまで本を読み、眠くなったら就寝する。

 

次の日は、いつも通り早朝に目を覚ますだろう。

 

そうしたら目的の施設が空くまで時間を潰すか、朝の早いうちに長距離を移動する。

大抵は後者だ。

 

昼頃まで観光し、風呂に入ったりガソリンを入れたりしながら、また泊まる場所を探す。

 

毎日のルーティーンがほとんど決まってきていた。

旅に慣れたのかもしれないが、裏を返せば、新鮮味がなくなってきたということでもある。

 

そろそろ旅を終わらせる潮時なのかもしれない。

 

何となく、旅に慣れたころを旅の終わりにしようと思っていた。

ちょうど、もう少しで一周が終わる所まで来ている。

 

明日は一直線に函館まで向かい、フェリーの予約をしよう。

そして明後日に北海道を出よう。

 

風呂から上がってコーヒー牛乳を飲んだ。

 

夕暮れ時の絵鞆公園

まだ時間が早いので、また絵鞆公園を歩いてみよう。

 

ちょうど日が沈む頃合いだ。

 

 

明後日、北海道を出ようと思ったが、まだ迷っていた。

 

函館の観光地巡りもしたいし、松前なども回ってみたい。

もう3~4日滞在して、色々と見て回るのも良いかもしれない。

 

 

その一方で、早く北海道を出たいという気持ちも強かった。

家に帰ってコーヒーでも飲みながら、ゆっくりしたい。

 

 

いや、それよりも、青森の下北半島にある大間崎と恐山に行くのがとても楽しみだった。

 

今から3年前、地元新潟から青森まで行き、恐山の宿坊に泊まったことがあった。

 

恐山の宿坊に泊まることはできたのだが、折しも、運悪く台風が青森を直撃し、宇曽利山湖のほとりまで降りることができなかったのだ。

大雨による冠水で道路が通れなくなり、大間崎に行くこともできなかった。

 

それ以来、いつかまた恐山と大間崎を訪れたいと思っていた。

 

北海道に行こうと思い始めた時、帰りに必ず、大間と恐山を通ろうと決めた。

北海道から本州に戻るとき、函館から大間に渡り、本州を縦断して新潟に帰る予定にしていたのだ。

 

 

結局のところ、明後日に北海道を出るかどうか決められなかった。

明日、函館の近くまで行ってみて、そのときの気分で決めることにしよう。

 

就寝前、日記を付けながら、この旅で得たものについて考えていた。

 

北海道を一周する中で何を得たのだろう。

明確にこういう物を得たと答えることはできない。

ただ観光地を見て回りながら、食べたいものを食べてきただけだ。

 

たぶん、こういうことを考えること自体が不毛なのだ。

何かを得るために観光するというのは、観光の趣旨から外れてしまい、むしろ観光の意味が無くなってしまうのではないか。

 

そんなことを考えながら、眠りについた。

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