温根湯温泉近くの観光【北の大地の水族館・北きつね牧場】

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道の駅 遠軽 森のオホーツク

紋別を出た。

 

次は海沿いを離れ、温根湯に向かって車を走らせる。

 

今は昼どき。

早朝に猿払から運転してきたので、とても疲れた。

 

今日中に網走まで行けるだろうか。

とても無理な気がしてきた。

 

遠軽(えんがる)市街を抜け、そのまま温根湯を目指そうと思ったのだが、そろそろ疲れが限界のようだ。

 

少し寄り道し、道の駅 遠軽 森のオホーツクに立ち寄ることにした。

 

足湯もあるようだ。

後で入って行こう。

 

腹が減った。

昼飯を食べたい。

 

レストランでジオカレーを注文。

ジオとは、遠軽の近くにある白滝ジオパークのことだろうか。

 

白滝ジオパークのページによれば、

6月27日(火)の官報号外第134号の告示により、北海道白滝遺跡群出土品が国宝に指定となりました

とある。

 

それを記念したメニューなのかもしれない。

 

出土品の中に黒曜石もあり、黒曜石にちなんで黒いカレーということなのだろう。

 

ゴロゴロとたくさん具材が入っており、美味い。

 

デザートにピスタチオアイス。

 

アイスを食べた後、タオルを持って足湯に入った。

 

ジオカレーにピスタチオアイス、足湯によって復活した。

さあ、温根湯まで行こう。

 



道の駅 おんねゆ温泉

遠軽を出て南下する。

 

これまで海を見ながら走ってきたのが一転、山や畑に囲まれた道を通る。

 

途中、留辺蘂(るべしべ)という地名の場所を通った。

「蘂」という漢字は生まれて初めて見たかもしれない。

 

道の駅 おんねゆ温泉に到着した。

この周辺で、寄っておきたいところがいくつかある。

 

道の駅に隣接して、土産屋や軽食屋がたくさんあった。

 

クマザサ+トウキビのソフトを購入。

注文する際、トウキビのことをサトウキビと言ってしまった。

トウキビはトウモロコシのことなので、両者は全然違う。

 

確かにトウモロコシの味がして美味い。

 

今日はこれ以上、車で進む気がしない。

この道の駅を拠点に、行きたかった観光施設を回ろう。

 

道の駅で、周辺の日帰り温泉施設について聞いてみたところ、パンフレットをもらって詳しく説明してもらえた。

日帰り温泉を探すときは、道の駅で聞いてみるのが良いのかもしれない。

 

山の水族館-北の大地の水族館-へ

 

道の駅の奥に、今日の目的地の一つ、北の大地の水族館がある。

 

 

 

 

 

受付を済ませて館内へ。

 

 

様々なテーマの展示があり、面白い。

 

 

キュウリウオ。

キュウリのような臭いがするそうだ。

 

特定外来生物のウチダザリガニ。

特定外来生物を展示している水族館というのは珍しいかもしれない。

教育にも良さそうだ。

 

ドクターフィッシュの体験ができる。

 

手の皮膚を、歯でこそげとられているような感じがする。

手を水槽から出してみると、とてもスベスベになっていた。

 

 

大きなアロワナ。

 

一枚一枚のうろこが大きい。

 

 

 

レッドテールキャットやコロソマ。

 

 

見ていると、一匹が他の魚を追い、喧嘩をしていた。

 

 

ヤマメと、奥にはイトウが。

 

手前の水槽では、水槽内の水位が変わるとヤマメがジャンプするそう。

 

奥の水槽のイトウ。

 

イトウは日本最大の淡水魚。

ノシャップ寒流水族館でも見た。

 

 

北海道では、朱鞠内湖などで釣れると雑誌で見たことがある。

 

 

 

この水槽は、季節によって内容を変えているらしい。

1~2月には水面が凍るそうだ。

 

滝つぼを再現した水槽。

 

とても凝っている。

 

 

水族館内を見終わり、入り口に戻ってきた。

 

水族館は隣の土産物屋と、内部でつながっている。

そのまま土産物屋をのぞきに行く。

 

イトウやエゾシカのグッズ、木工品などが売られている。

イトウの手ぬぐいなどを購入した。

 

北きつね牧場へ

 

次は北きつね牧場へ。

道の駅 おんねゆ温泉から歩いてすぐのところにある。

 

 

このあたりの温泉街は雰囲気が良い。

散歩するのも楽しそうだ。

 

 

街路樹に白樺が植えられている。

 

木目が独特だ。

 

橋を渡って牧場へ。

 

 

水郷大橋というそう。

 

 

天気が良く、気温はそれほど高くない。

今日は歩くのに良い日だ。

 

 

 

 

牧場内部へ

 

受付を済ませ、キタキツネたちがいるスペースへ。

 

注意書きが非常に多い。

 

入り口にキツネが待ち構えていた。

 

扉が開くのを待っているのだろうか。

開けた途端、一目散に逃げていきそうだ。

 

 

扉を小さく開け、足から中に入る。

 

距離が近い。

 

こんなに近くでキツネを見たのは初めてだ。

 

 

 

今年の春に生まれたキツネたち。

 

 

 

 

キツネがあちこちに寝そべっている。

 

 

 

今回、北海道で撮ったベストショット。

 

 

牧場の奥へ

 

キツネは木の根元に巣穴を掘ってしまうようだ。

 

 

 

 

 

奥の方まで歩いて行く。

 

 

ここが終点のようだ。

折り返して出口まで戻る。

 

 

 

 

 

 

キツネとエキノコックス

 

牧場を見学し終え、建物に戻る。

ここでしか買えないキツネグッズも多く、ポストカードやキーホルダーなどを買った。

 

ところで余談だが、キツネといえばエキノコックスが連想される。

エキノコックスとは、厚生労働省のホームページに詳しいが、キツネやイヌを宿主とする寄生虫だ。

 

キツネの糞などに含まれるエキノコックスの虫卵を、何らかの形で人間が経口摂取してしまうと、エキノコックス症を発症することがある。

 

エキノコックス症は、国立感染症研究所のページなどに書いてあるが、重篤な内臓疾患を引き起こすことがある、危険な感染症である。

 

北海道では、川の水を飲んではいけないとよく言われるが、水中にエキノコックスの虫卵が含まれている可能性があるためだ。

 

キツネの体表に虫卵が付いている可能性もあるので、キツネに触るのも良くない。

牧場の入り口にも、キタキツネに触らないようにという注意書きがあった。

 

さて、歩いて道の駅まで戻ろう。

 

昼下がりの良い時間帯だ。

 

家々の庭には花が植えられ、とても良い雰囲気だ。

 

波打つ山々

道の駅に戻って他の車を見ていると、これまでは旭川ナンバーの車が多かったが、このあたりは北見ナンバーが多い。

 

昼下がりの良い時間帯だ。

今日の活動はここまでにしよう。

 

道の駅で聞いた日帰り温泉に行ってみることに。

 

西に車を走らせ、リストにあった塩別つるつる温泉を目指す。

 

温泉に行く途中、車を降りて写真を撮った。

 

 

富良野周辺と景色が似ている。

 

道の左右に田畑が広がり、その奥には小高い丘と山々。

山が波打っているようだ。

 

畑の作物はネギかと思ったのだが、後で調べたらタマネギのようだ。

 

ここ留辺蘂の辺りなど、北見市はタマネギの産地として有名らしい。

 

 

 

綺麗なおわん型の山が多い。

 

 

塩別つるつる温泉

 

車を走らせ、塩別つるつる温泉に着いた。

 

湯は無色透明だが、硫黄の香りが強い。

シャワーにも温泉が使われているようだった。

 

北の大地の水族館で、おんねゆ温泉のすごさについて説明書きがあった。

おんねゆ温泉は還元力が強く、アンチエイジング効果があるそうだ。

このような効能は全国でも稀だそう。

 

湯に入ると肌がつるつるスベスベになった。

つるつる温泉という名前なだけある。

 

さっき訪れた北の大地の水族館で、ドクターフィッシュに齧られて手がスベスベになっていた。

温泉に入ってさらにスベスベになってしまった。

 

北海道に来てから、毎日のように温泉に入ってスベスベになっている。

このままスベスベになり続けたら、いったいどうなってしまうのか。

 

露天風呂に入りに外に出ると、小川がさらさらと流れている。

適度な山風もあって良い心地だ。

 

今日は北海道に来てから、一番長い距離を運転した日だと思う。

ゆっくり風呂に使って疲れをいやそう。

 

風呂は良いものだ。

疲れが湯に溶けてゆく。

 

今日の回想

今日は早朝から運転しっぱなしだった。

 

宗谷岬の近く、猿払を出発し、ひたすらオホーツク海沿岸を進んで紋別へ。

 

途中、ウスタイベ千畳岩などを見た。

 

紋別では、スカイタワーやオホーツクタワーに立ち寄ったのだった。

 

それから遠軽を通り、温根湯温泉へ。

 

温根湯温泉で北の大地の水族館や北きつね牧場を見学したのだった。

 

温根湯温泉は観光地もあり、良い温泉もあり、観光におすすめの場所だ。

 

今日はたくさん走ったものだ。

通ってきたところには、他にも観光地があったが、多くを素通りしてしまった。

もったいない回り方をしてしまったかもしれない。

 

明日は北見を通って網走へ行く予定だ。

 

網走といえば、博物館網走監獄がある。

漫画ゴールデンカムイの舞台にもなっていたが、観光地として有名である。

ぜひ訪れてみたかった場所だ。

 

網走ではゆっくりしたいものだ。

新潟に住んでいる私にとって、網走は日本の果て。中々来られる場所ではない。

 

長風呂をしてしまった。

上がろう。

 

六日目の終わり

 

道の駅に戻る途中、セブンイレブンで買い物をした。

北海道に来て初のセブンイレブン。

 

本州とは少し品ぞろえが違う。

北海道ならではの物が売られている。

 

車高が低いので、車内で飯を食うのが大変だ。

体を捻じ曲げながら食事する。

 

北海道に来てから甘いものばかり食べている気がする。

糖尿病になりそうだ。

 

夕食後、土産物屋で買ったものを広げる。

 

これはつい衝動買いしてしまった。

郵便局から出せるらしいので、明日、網走で出すことにしよう。

 

イトウ手ぬぐい。

 

北きつね牧場で買ったしおりとキーホルダー。

 

他にも、イトウのコースターやポストカードなどを買った。

後はガチャガチャも。

 

北海道では、100円で回せるピンズのガチャガチャが各地にある。

ここの道の駅では、北海道の淡水魚のピンズがあった。

 

今日買った土産物をまとめ、車の奥の土産物スペースに移動させる。

荷物の整理を済ませ、スマホとカメラを充電器につなぐ。

 

ガイドブックを見ながら、明日の予定を確認する。

これも毎夜のルーティーンになっていた。

 

予定を確認した後は、眠くなるまで本を読んだり、物思いにふけったりする。

 

北海道に来る前、仕事を辞めてからというもの、学生時代の嫌な記憶ばかり思い浮かんでいた。

それが一つずつ、頭の中で整理、引き出しが再構築され、自発的に思い出されることが少なくなってきた気がする。

これも旅の効用だろうか。

 

夜中、腹が減って目を覚ます。

夜中に腹が減るのは久しぶりだ。

 

しばらく眠れずに過ごす。

眠れないのも久しぶりだという気がする。

 

旅に慣れ、余裕が出てきたのかもしれない。

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