北見神威岬公園やウスタイベ千畳岩を見物しながらオホーツク海沿岸を南下

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北見神威岬公園へ

道の駅さるふつ公園近くの、インディギルカ号慰霊碑やいさりの碑を見て、車に戻った。

 

今日はこれから猿払を出て、ひたすら南下する予定だ。

目的地は網走。

 

ここから網走まで250kmもあるらしい。

 

250kmは、直接網走に向かった場合の距離だが、途中おんねゆを経由する予定なので、今日中に網走まで行くのは無理かもしれない。

 

力尽きるまで走ることにしよう。

 

せっかくのオホーツク海なので、景色を楽しみながら行こう。

 

猿払からしばらく車を走らせると、駐車場を見つけた。

少し散策していこう。

 

北見神威岬公園だそう。

 

積丹にも神威岬があった。

 

ここの北見神威岬と積丹の神威岬、どちらもアイヌ語のカムイが語源なのだろう。

 

 

看板によれば、この神威岬は「ピリカノカ」とも呼ばれているそう。

ゴールデンカムイではピリカメノコ(美しい娘)という言葉が出てきた。

ピリカというのは美しいという意味で、ピリカノカは美しい形という意味だそう。

 

海は透き通って綺麗だ。

 

 



ウスタイベ千畳岩へ

北見神威岬公園を出て、さらに南へ。

 

国道から、途中で海の方に進路を取ると、ウスタイベ千畳岩に出た。

 

 

 

 

看板によれば、「ウスタイベ」とは「入り江の林の川」を意味するそうだ。

ここの千畳岩は、柱状節理の一種だそう。

 

柱状節理というのは、Wikipediaによれば、

規則性のある割れ目を持つ地質構造

だそうだ。

 

柱状節理といえば、白ひげの滝の上部や、粟島で見た立島も柱状節理のような構造が見られた。

 

 

何日か前に行こうと思っていた層雲峡も、柱状節理が見られるらしい。

 

層雲峡も行った方が良かったか。

まあ仕方ない。

 

ウスタイベ千畳岩まで降りてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨が降ってきた。

車に戻ろう。

 

 

道の駅 おうむへ

ウスタイベ千畳岩を出て、国道を南へ。

走って走って走り続ける。

 

南に向かううち、段々と天気が良くなってきた。

駐車場を見つけて写真を撮る。

 

 

 

 

まだ朝早いので、店などは閉まっている。

途中の道の駅は全てすっ飛ばし、一路、紋別へ向かうことに。

 

したかったのだが、猛烈にトイレに行きたくなってきた。

道の駅おうむに立ち寄る。

 

「おうむ」は鳥のおうむではなく、地名なのだろうけれど、たぶんアイヌ語が起源ではないか。

北海道の地名はアイヌ語が起源の物が多い。

 

展望台がある。

きっと見晴らしが良いのだろう。

行ってみたかったが、まだ開館には早い。

 

 

 

道の駅 おこっぺ

さらに南下する。

 

やっぱり道の駅には毎回寄ることにしよう。

また運転中にトイレに行きたくなるかもしれない。

 

次の道の駅、おこっぺに到着。

 

これを見ると、良寛禅師の戒語を思い出す。

 

良寛戒語は、森信三先生の修身教授録で見たのが初めてだった。

 

「物知り顔に言う」とか、「ことばとがめ」とか、言葉を発するときにしてはいけない戒めが、全部で90ヶ条も書いてある。

 

良寛様といえば、子どもと毬で遊んでいる姿が親しいが、これだけのことを念頭に置きながら修行なさっていたのだ。

 

電車がある。

 

 

看板を見ると、電車内をホステルとして利用できるようだ。

 

 

 

さて、紋別へ向かおう。

 

一路紋別へ

ここのオホーツク海沿岸はドライブにとても良い。

 

車通りは少ないし、道が広く、信号機もない。

道中に道の駅や駐車場が点在している。

 

海は広大で、陸の方に目をやれば、なだらかな丘陵地帯も広がっている。

景色に見とれながら走っていると、目的地まであっという間に着いてしまう。

 

また駐車場を見つけた。

海の写真を撮る。

 

 

 

カレイでも釣れそうだ。

 

 

道路のカラス

車を走らせていると、道路の真ん中にカラスが寝ているのを見つけた。

 

どうしたのだろうと思い、少し先の駐車スペースに車を停め、歩いてカラスに近付く。

 

カラスは生きていたが飛べないようだ。

車にでもぶつかったか。

羽で地面をかき、何とか私から遠ざかろうとする。

 

地面のカラスに近付こうとすると、上の電線に止まっていたカラスたちが、威嚇するように鳴き始めた。

助けてやろうとしているのだから襲い掛かって来るな、と上のカラスたちに念じながら、地面のカラスに近付くと、観念したように逃げるのをやめた。

 

持ってきていたビニール袋を手にはめ、カラスを持ち上げる。

そのまま道路わきの草むらに横たえてやった。

 

長く生きられないかもしれないが、道路に寝ているよりは良いだろう。

 

電柱のカラスたちは散り散りになっていた。

 

 

カラスは見ている。

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