【昼のパヤタイ駅周辺を散策】バンコク七日間紀行・その11
タイの首都バンコクを、七日かけて歩いた時の記録です。
このページでは、昼にパヤタイ駅周辺を歩いた時のことについて書いています。
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荷物を預けて外へ
朝の散歩からホステルに戻り、朝食を取った。
散歩中に汗をかいたので、シャワーを浴びてさっぱりしたら、何だか眠くなってきた。
しばらく睡眠をむさぼる。
起きてみると11:00前。
今日は部屋を、ツインルームからドミトリーに替えてもらうことになっていた。
受付に行って鍵を受け取り、部屋の場所だけ教えてもらう。
ドミトリーに入れるのは12:00以降。
それまで、また街中を散歩して時間をつぶすことにした。
大きな荷物をどうしたら良いか聞こうとしたのだが、こちらが何か言う前に察してもらえ、荷物置きのスペースを開けてもらえた。
とてもありがたい。
旅の間、英語が分からなくても、このように察してもらえることが多く、不便を感じることはなかった。
ホステルの人たちも、色々な人を相手にしてきているのだろう。
昼のパヤタイ駅周辺
再び街中に出る。
やはり暑く、すぐに汗が出てくる。
すごい電線。
こういうのは街中の至る所で見かけた。
この日は一応、観光名所のジムトンプソンの家に向かおうと思っていた。
だが、路地を歩いているだけで面白く、寄り道をし続けて時間が無くなってしまった。
結果的にジムトンプソンの家にはたどり着かず、街中を巡るだけになった。
ジムトンプソンの家には後日訪れることになる。
市場の散策
大通りは道幅も広く、ものすごい通行量だ。
そこから路地に入ると、一転、道は狭く、通行量も少なくなる。
活気のある市場に出た。
ここがとても面白かった。
規模は小さく観光客もいない、庶民の市場といった風情。
もわっとした熱気と匂い。
パクチーか何かの瑞々しい香草が、束になって売られている。
見たことのない果物。
ある店では、ちょうど注文を受けてニワトリがさばかれている最中だった。
生々しい生活感があふれる。
市場の奥には小さい仏壇があった。
街を歩いていると、至る所に白い仏壇を見かけた。
市場を往復し、また面白いものがないかと別の路地へ分け入った。
ひたすら路地を歩く
バンコクは路地が面白い。
カラフルで、タイ語が飛び交い、熱気がある。
右手前にあるのはトゥクトゥクと言って、タクシーのような乗り物だ。
観光地でたくさん見かける。
通りの端には、よく屋台が並んでいる。
軽食やジュースを売っていたりする。
たまにおこぼれをもらおうと、野良犬がうろついていることもある。
路地は交通無法地帯だ。
屋台や車が並んでおり、その間をバイクや車が縫って進む。
色々なものに気を付けながら、進んでいかなければならない。
屋台の裏でも道路でも、歩けるところを歩いていく。
バイクや車は、よくこんな狭い所を、事故を起こさずに通り抜けられるものだと感心する。
交通無法地帯だと書いたが、無法なりの法があることが、後々になって分かってきた。
路地ごとに雰囲気が違い、とにかく歩くのが楽しい。
歩くたびに発見があり、なぜこうなっているのかと推測するのが楽しい。
多くの家で、玄関ドアは横開きで、隙間の空いたシャッターになっている。
暑い地域なので、風が通るよう、このような形式になっているのかもしれない。