【羅臼のクジラの見える丘公園へ】車で北海道一周の旅・その54
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、羅臼のクジラの見える丘公園を訪れた時のことについて書いています。
クジラの見える丘公園へ
朝霧の出ている羅臼を歩き、道の駅に戻ってきた。
これからガイドブックに載っていた、クジラの見える丘公園へ行ってみよう。
名前の通り、クジラが見えることがある公園らしい。
今朝は霧が出ているので、見晴らしは良くないかもしれないが。
もしかすると、今朝のウトロも霧に包まれているかもしれない。
昨日、ウトロで知床岬のクルーズ船に乗ったのだが、霧のため途中で引き返すことになったのだった。
ウトロにもう一泊し、クルーズ船に乗り直そうかとも考えたのだが、結局、知床峠を通って羅臼に来た。
この分だと、今日もクルーズ船は厳しかったかもしれない。
さて、道の駅から海岸沿いに北へ向かう。
海岸沿いを走り、トンネルを抜ける。
トンネルを抜けたところの海側に、「マッカウス洞窟」を示す標識があった。
ヒカリゴケが自生している洞窟らしい。
見に行きたかったが立ち入り禁止になっていた。
残念だ。
さらに車を走らせていると、左手にクジラの見える丘公園を示す標識が見えた。
公園に行くには、ここから左の脇道に入ることになる。
公園までの道は、車一台しか通れないぐらいの狭さで、勾配もきつい。
看板によれば、入り口近くは15%の勾配だった。
かなりの急坂に見える。
ところどころに小さい待避所があるので、何とかすれ違いはできるだろう。
道を登り切り、灯台が見えてきた。
クジラの見える丘公園の展望台へ
駐車場に車を置き、散策する。
展望台を見つけた。
ここから海を一望できる。
システム化されたものは美しい。
この眺めに、過去からの試行錯誤の跡が詰まっている。
潮目が複雑な模様を描いていた。
看板によれば、ここから何種類かのクジラやシャチ、イルカが見られることがあるそうだ。
持ってきていた双眼鏡と300mmレンズで探してみるが、どうも見つけられそうにない。
霧で退散
夢中になってクジラを探していると、視界が悪くなってきた。
公園が霧に覆われてしまったのだ。
これではクジラどころではない。
道の駅に戻るとしようか。
公園から入り口方向を見る。
公園までの道路は、このぐらいの狭さだ。
道の駅からの眺め
道の駅に戻ってきた。
ウトロのクルーズ船といい、どうも霧に嫌われてしまっているようだ。
いや、好かれているのかもしれない。
公園では霧に覆われたが、道の駅周辺は、まあ見晴らしが良い。
昨日は遠くの沖まで見えなかったのだが、今日は国後島までよく見える。
羅臼から国後島はこんなに近いのだ。
テトラポッドから湯気が立っていた。
硫黄の臭いが強い。
テトラが黄色く染まっているのを見ても、硫黄の蒸気が出ているようだ。
今日はこれから道の駅で食事をし、道の駅の背後に見える、羅臼国後展望塔まで行こうと思う。