【カオサン周辺からチャイナタウンに向けて出発】初めての海外バンコク七日間紀行・その33
初めての海外旅行で、タイの首都バンコクを七日かけて歩いた時の記録です。
このページでは五日目の朝に、カオサン周辺のホステルからチャイナタウンに向けて出発したときのことを書いています。
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五日目の朝
五日目の早朝に目を覚ます。
昨日、雨が降っていたのだが、朝になっても地面が乾ききっていない。
今日は移動の日だ。
これからホステルを出て、チャイナタウンへ向かうつもりでいる。
チャイナタウン辺りでホステルを探し、そこで二泊。
一日使い、じっくりチャイナタウンを見て回ろうと思っている。
階下から音がする。
すでに従業員が準備をしているようだ。
私が滞在していた時、何時に行っても大体同じ従業員がいた。
経営の真似事をしていた身として、勤務形態がどうなっているのかとかが気になってしまう。
朝のタイティー
ホステルの朝食の時間だ。
いつものように、窓際の席に陣取る。
ここの朝食は飲み物と食べ物がセットになっている。
飲み物はタイティーを選択。
湯気の立つ、冷たいタイティーだ。
前日には、湯気の立つ熱いアメリカンコーヒーを飲んでいた。
今までコーヒーばかり飲んでいたので、たまには違ったものが飲みたかった。
タイティーは、ミルクと砂糖を入れ、甘くして飲むのが基本の飲み方のようだ。
色も味も紅茶のようだが、ジャスミンのような香りがついているのが特徴だ。
タイティーを土産に欲しかったので、後で探してみたのだが、セブンイレブンや空港など色々なところで売られていた。
茶葉だけの物や、砂糖やミルクが一緒に入っているパウダー状の、熱湯で溶かすものなど、色々な形で売られている。
外を見ながらの朝食
窓からは朝の商店街が見える。
食べ物が来るまで、窓の外を眺めながら待つ。
道を挟んだ反対側には、昨日の朝にもいた、屋台が出ていた。
仕事に行く人たちが食料を買っていく。
商店街のシャッターが開き始めた。
向かいの店は宝くじ屋だ。
台の上に、小さい紙きれのようなくじがたくさん並べられている。
食べ物が到着した。
前にメニューで見て食べたいと思っていた、豚の角煮を注文していた。
角煮の下にはタイライスが敷いてある。
味はもう見た目の通り。
とても美味かった。
朝から食べるには少々重かったが、すぐに食べ終えてしまった。
食べていると、柔らかくなっているホール(粒そのまま)の黒コショウが出てきた。
これほど軟らかくなるには、結構な時間煮込んだに違いない。
チンゲンサイも柔らかく煮込んであり、美味かった。
ホステルを出発
荷物をまとめてホステルを出発する。
入り口で店員に鍵を返し、デポジットを返してもらう。
もう顔なじみになった店員たちに、ここは良いホステルだと伝えた。
本当に良いところだった。
名残惜しいが、チャイナタウンに向かって歩き出す。
お寺のそばを通りがかると、朝の読経の声が聞こえていた。