【ワット・プラ・ケオを見学】バンコク七日間紀行・その26
タイの首都バンコクを、七日かけて歩いた時の記録です。
このページでは、ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)の中を散策した時のことについて書いています。
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ワンパーソンというキーワード
中国人や韓国人の団体に付いていき、受付に並ぶ。
前に並んでいる人たちを見ていると、ここはツアー客や家族連れが多いからか、入場する人数を聞かれるようだ。
私の番になり、受付の前に立って「ワンパーソン(一人)」と伝える。
この旅で分かったが、「ワンパーソン」は便利な言葉だ。
観光地の受付やレストランの入り口で「ワンパーソン」と伝えれば、「人数が一人であること」だけでなく、「そこに入場する意思があること」まで伝えられる。
もちろん二人や三人の場合は、「ワン」の部分を「トゥー」とか「スリー」に変えればよい。
「ワンパーソン」と、指をさして「プリーズ」は、この旅で何度も使った。
受付を済ませ、ワット・プラ・ケオに入場する。
ワット・プラ・ケオの本堂
ワット・プラ・ケオには、ブッダが祀られている本堂がある。
これが本堂だ。
中にはエメラルド仏が安置されている。
本堂の中に入ることができるが、土足禁止であり、靴を脱ぐ場所が周囲にある。
本堂の内部は撮影禁止だ。
とても煌びやかな装飾。
本堂の周囲を一周
本堂の周りにも色々な建造物があり、見ているととても面白い。
金の塔を人?が支えている意匠は、色々なところで見た。
何を表しているのだろう。
この像と同じような像も、色々なところで見かけた。
手にしている矛や髭の感じが、三国志の関羽っぽい。
関羽は中国の人なので、たぶん違うのだろうけれど。
前面金の仏塔。
とても豪華だ。
ここには仏舎利が納められているそう。
吴哥窟模型。
吴哥窟とはアンコールワットのことだ。
アンコールワットは、バンコクから北のアユタヤ県にある有名な遺跡。
身は是れ菩提樹
蓮が盆に植わっている。
蓮と言えば仏教を象徴する植物だ。
大きな菩提樹。
菩提樹も、仏教に関係のある植物だ。
ブッダが菩提中の下で座禅をしていた時、悟りを開いたというのは有名な話。
仏教では、菩提樹関係の逸話が多い。
バンコクに持ってきた一日一禅という本の中に、菩提樹に関係したこんな話がある。
五祖弘忍和尚という人が、跡継ぎを決めるとき、弟子たちに詩偈を提出させた。
一番期待されていた上座は、「身は是れ菩提樹(以下略)」と詠んだ。
下働きをしていた行者も参加し、「菩提もとより樹なし(以下略)」と詠んだ。
結果、和尚は行者を後継者にしたのだった。
禅は不立文字だ。
文字によらず、その人自身の体験・境涯・練度を基とする。
もしこの場面に私が参加し、行者の代わりに同じ詩偈を提出したとしても、私は後継者にはなれないだろう。
ラーマキエン物語の壁画
さらに本堂の周りを見学する。
ワット・プラ・ケオの周りには、赤い屋根の回廊が巡っている。
屋根の下には壁画が描かれていた。
ワット・プラ・ケオの公式ページを見てみると、これはラーマキエン物語を描いたものらしい。
ラーマキエン物語は、タイの古典文学なのだそうだ。
ワット・プラ・ケオから王宮へ
本堂の周りを一通り見て回った。
門をくぐると次に進めるようだ。
行ってみよう。