【朝のパヤタイ駅周辺】バンコク七日間紀行・その9
タイの首都バンコクを、七日かけて歩いた時の記録です。
このページでは、朝にパヤタイ駅を歩き、ATMでお金を引き出したときのことなどを書いています。
・文章を書いている現在、1バーツは約4.4円ですが、手数料なども考えて1バーツ5円として計算しています。
早朝に目を覚ます
バンコクに来て初めての朝。
朝起きてみると、一瞬、自分がどこにいるのか分からなかった。
ホステルの部屋を見て思い出す。
そうだ、バンコクに来ているのだった。
急に色々な不安が頭をよぎる。
ここは日本から遠く離れた場所だ。
軽い頭痛がする。
昨日は色々な考えが頭の中をぐるぐると巡り、よく眠れなかった。
初の海外、初めてのことがたくさんあったからだろう。
この頭痛は、バンコクに馴染むための通過儀礼だという気がする。
今回、何となく海外に行ってみようと思い、バンコクに来たのだった。
旅のゴールは決まっていない。
バンコクを回って旅に慣れてきたら、旅を終わりにするというのはどうだろう。
そんなことを考えながらゴロゴロしていると、外を見てみたくなった。
パヤタイ駅の周辺を歩いてみよう。
朝のパヤタイ駅周辺
レスティニーホステルを出て、パヤタイ駅に向かって歩いてみる。
正面に見えるのがパヤタイ駅だ。
バイクと車が多い。
時折、オレンジ色の袈裟を着た修行僧が歩いている。
バンコクは暑い。
少し歩いただけで汗が出てくる。
現地の人を見てみると、あまり汗をかいていないようだ。
慣れれば汗をかかなくなるのだろうか。
道行く人は穏やかな感じがする。
このあたりを歩いていても、特に客引きに合うこともない。
道路の横断について
信号のない横断歩道では、車やバイクが止まってくれることはあまりない。
タイミングを見計らってうまく渡らなければいけない。
たまに、バイクに乗った人が止まってくれ、渡るように促してくれたりもする。
信号のある横断歩道でも、車やバイクがフライングしてくることもある。
バンコクでの信号機は、前に進めるかどうかの目安でしかないのだ。
道路を渡るときは、現地の人に付いていくのが楽だ。
現地の人がどのように渡っているのかを観察しながら、安全に渡る方法を探っていく。
ATMでお金を下ろす
パヤタイ駅にATMがあった。
空港のATMは、タイ語しか表示されなかったので、結局使うことができなかった。
ATMでお金を引き出せるようにならないと、この先困ったことになる。
クレジットカードでお金を引き出せるか試してみよう。
ATMの前に立って操作してみる。
なんとタイ語に加え、英語と日本語が表示されているではないか。
難なくお金を引き出すことができた。
引き出す金額は、1000バーツ・2000バーツ・5000バーツというように、細かく選択肢が表示される。
ボタン操作によって、もっと細かい金額を指定することもできるようだった。
とりあえず、2000バーツ(10000円)を下ろしておくことに。
引き出すとき、手数料220バーツ(1100円)がかかると表示された。
けっこう高い。
後にほかのATMで引き出すときも、違う金額を引き出したのだが、同じ手数料がかかった。
ATMで引き出す手数料は、どこでも一緒なのかもしれない。
だとしたら、一度に多めの金額を引き出しておき、引き出す回数を少なくした方が得なのかもしれない。
手数料を含めた総額が日本円で表示され、手続きするか確認される。
了承するとお金が出てきた。
ATMが問題なく使えることが分かり、心配事が一つ減った。
海外旅行の本を読んでいて、ATMにカードを飲まれてしまったと書かれているのを何度か見た。
自分のカードも飲まれるのではないかとヒヤヒヤしていたのだが、杞憂だったようだ。