【当麻町の小沢ダムを散策】車で北海道一周の旅・その14
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、当麻町の小沢ダムを訪れた時のことについて書いています。
三日目の朝
北海道に着いてから三日目の朝だ。
昨日はあちこち回ったので、すっかり疲れていた。
おかげでぐっすり眠ることができ、良い目覚めだ。
今朝は昨日の暑さから一転、だいぶ涼しい。
きっと昼頃にはまた暑くなるのだろう。
まだ時間が早い。
コーヒーを飲みながら小説を読んで時間をつぶす。
一日目から読み続けていた、乱鴉の島を読み終えた。
北海道に来てからというもの、時間の不思議さについてずっと考えていた。
小説内に出てきた、「一瞬」という言葉のくだりに共感を覚える。
小説を書くための「構成の原理」も面白い。
推理小説の楽しみは、犯人とトリックを当てることだが、それとは別の楽しみもある。
小説は、著者の人生観を少なからず反映したものだと思う。
その人生観は、必ずしも小説の内容だけに表れるのではなく、文体や言葉の使い方、行間の取り方、全体の雰囲気などの様々な部分から、何となく感じられる。
小説を読みながら、著者と自分自身との価値観をぶつけあうのが、文章を読むことの楽しさの一つだ。
さて、今日の予定だ。
大雪山を見に、層雲峡まで行ってみようと思っていたのだが、ガソリン代がかかるという、みみっちい考えが頭をよぎる。
昨日のへそ神社のおみくじに書いてあった、「お金を使うな頭を使え」という警句が心に残っている。
今日のメインは旭山動物園だ。
とりあえず動物園に行ってから、その後のことを考えよう。
まだ開園までに時間がある。
どこかで時間をつぶそうと思い、当麻町にある鍾乳洞まで行ってみることに。
鍾乳洞が開くまでも、まだ時間が有る。
とりあえず行ってみよう。
小沢ダムへ
鍾乳洞の付近に来たが、まだかなり早い。
道の先にダムがあるようだ。
鍾乳洞を通り過ぎ、ダムへ行ってみることに。
ダムまでの道は細く、すれ違いが難しい。
野花が多く咲いている。
人っ子一人いない。
鳥と虫、蛙の鳴き声があたりを満たしている。
のんびりとした場所だ。
野生のシカやクマでも出そうな雰囲気だ。
周囲を散策して楽しめた。
そろそろ時間だ。
鍾乳洞まで行ってみよう。