【刀剣伝承館・天田昭次記念館を訪問】新潟観光

2024年5月27日

月岡のカリオンパークへ

水原代官所を訪れた後、少し車を走らせ、月岡方面に向かいました。

目的地は刀剣伝承館・天田昭次記念館です。

 

途中、五頭山方面に向かって車を走らせます。

 

五頭山のふもとには、出湯・今坂・村杉などの温泉地があります。

家々のそばを農業用水路が通っていたりして、風情のある村風景が見られます。

こういう所を見ると住んでみたいと思うのですが、地元の人にそう言うと、十中八九「不便だから止めておいた方が良い」と言われます。

隣の芝生は青く見えます。

 

五頭山に沿う国道290を北上し、月岡の温泉街に着きます。

温泉街の北にカリオンパークという広場があり、刀剣伝承館・天田昭次記念館が隣接しています。

 

カリオンパークにはカリオンタワーという塔があるのですが、カリオン(カリヨン)とは複数の鐘を組み合わせた楽器のことです。

新発田市の案内図によれば、

20個の鐘が20曲のメロディーを決められた時間に演奏

すると書かれています。

 

カリオンパークに到着しました。

 




刀剣伝承館・天田昭次記念館へ

カリオンタワーに向かって右側に、刀剣伝承館・天田昭次記念館があります。

画像の左奥には、びいどろカリオンパーク店という、ガラス工芸店があります。

 

 

 

 

受付を済ませ、パンフレットをもらいました。

 

伝承館内には、人間国宝の天田昭次さんが鍛えた刀剣が展示されています。

天田さんの刀剣づくりのこだわりは、鎌倉時代など古い時代の刀剣を再現することにあったそうで、刀剣づくりを自家製鉄から行っていたそうです。

古いものにこだわる姿勢は、二階の展示に「汲古」という天田さん直筆の書があることからも分かります。

汲古とは、古きを汲むということで、温故知新の意だそうです。

 

 

刀剣は美術品であり、やはり実物を目にしないと本当の美しさ、価値は感得できません。

ぜひ伝承館を訪れ、実物の刀剣をじっくり眺めてもらいたいと思い、刀剣が移っている画像は小さくしています。

 

 

 

 

館内には天田さんの人物歴や、作刀の工程などが分かりやすく展示されています。

 

 

 

 

 

天田さんが拵えた、七星剣や七支刀の展示もありました。

 

七支刀も、画像検索で見られるような、七枝の形の刀剣が展示されています。

どうやってこのような形に鍛え上げたのか、かなり苦労されたのではないかと思います。

 




伝承館の二階へ

一階の展示室を出て、二階に上がります。

 

 

大きな鉧が展示されていました。

 

作業場の様子です。

 

天田さんが作刀の案を練った部屋の再現だそうです。

水原代官所で見た山口人形も座していました。

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Posted by 無郷庵