フライラインにループを付ける
フライとフライライン
フライフィッシングで使うフライは、鳥の羽をフックに結びつけた物なので、とても軽いです。
フライフィッシングでは、糸の重さを利用して、軽いフライを遠くまで飛ばします。
フライフィッシングのラインに、シューティングヘッドというものがあります。
下の画像の、黒っぽいラインがシューティングヘッドです。
シューティングヘッドは太くて重く、張りがあり、フライをさらに遠投できるラインです。
シューティングヘッドには、ランニングラインと言う細いラインを接続して使います。
画像の下側、緑色のラインがランニングラインです。
シューティングヘッドを使うと遠投できるのですが、シューティングヘッドとランニングラインを接続したときの結び目が大きく、竿のガイドに引っかかってしまってい、飛距離が落ちてしまっていました。
そこで、ラインのループの部分を切り、新たに細いループをくっつけることにしました。
フライラインにループを付ける
緑色のランニングラインにループを付けます。
釣具屋のルアーコーナーに置いてある、アシストフック用の根付け糸ならば、強度としなやかさが十分なのではないかと思いました。
いくつかを見比べてみて、できるだけ細く、かつ強度が大きいものを探しました。
オーナー(OWNER) PEアシストライン 155lbでループを作ってみることに。
根付糸を短めに切り、中芯のフロロカーボンラインを抜きます。
接続する根付糸の長さですが、ループは大きめに、フライラインと重なる部分はできるだけ短めにするのがよさそうです。
根付糸とフライラインを重ね、フライタイイング用のスレッドを巻いていきます。
巻いたら仮留めし、瞬間接着剤を付けます。
瞬間接着剤は、ほんの少しだけ付けるのがポイントです。
付ける量が多すぎると、ラインが固くなってしまいます。
ループはもう少し大きくても良かったかもしれません。
段差をなくすため、結び目に熱収縮チューブを入れます。
ドライヤーやストーブの熱風で、チューブを収縮させますが、チューブの種類によっては熱風の温度で収縮しないことがあります。
その場合はライターの火を当てて収縮させましょう。
ライターで収縮させるのは少し難しく、火を近づけすぎると、フライラインが焦げてしまいます。
最初は遠くから火の熱気を当ててみて、チューブが収縮しないようであれば、少しづつ火を近づけていくのがポイントです。
ループが完成したので、システムを組み、今度トラウトを釣りに行ってみようと思います。