【鍛冶師への憧れ・孫惣刃物鍛冶】新潟観光
鍛冶師への憧れ・孫惣刃物鍛冶
鉄に聞け 鍛冶屋列伝
最近巷では鬼滅の刃が流行っています。
発端は無限列車編の映画でしたが、今や連日様々なメディアで鬼滅の刃が取り上げられています。
釣りに行くときに自動販売機で飲み物を買おうとしたのですが、鬼滅の刃のコーヒーが売られていました。
もはや一つの社会現象になったと言っても差し支えないでしょう。
私もメディアに取り上げられたあたりで興味を持ち、単行本を買おうとしたのですが、どこにも売られておらず悲しい思いをしました。
飛び飛びで単行本を買えたのですが、まだ全巻そろっていません。
早く全巻読みたいものです。
さて、そんな鬼滅の刃の作中で、刀鍛冶の里という場所がでてきます。
鬼を滅するためには特殊な刀が必要なのですが、それを作る刀鍛冶たちのいる里です。
その話を読んでから何となく鍛冶に興味を持っていたのですが、書店で鉄に聴け 鍛冶屋列伝という本を見つけ、一も二もなく購入しました。
筆者の方が尋ねた、職人気質の鍛冶師たちの様子が赤裸々に綴られています。
また、鍛冶小屋を作り刃物を打つ様子なども書かれていました。
この本を読んで、無性に鉄を打って道具を作ってみたいと思うようになりました。
釣りやキャンプに使う道具を自作し、実際に使ってみることを考えるとロマンがあります。
将来自分で道具をそろえ、鍛冶をすることが夢になりました。
村上の孫惣刃物鍛冶
新潟県村上市は、各地に歴史的な町並みが保存されています。
村上市内の鍛冶町もその一区画で、古き良き家々が並んでいます。
その町家の中に孫惣刃物鍛冶という博物館があります。
鍛冶屋熱に浮かされた私は、すぐさま見学に行きました。
建物の入り口を見ると、見学ができるという札があったので入ってみました。
これらの道具はもう使われていません。
奥からご主人が出てきたので、色々と話を伺いました。
左にふいごがあり、作動させるとコークスの下から風が出て火力が増します。
手前の穴に入って作業を行います。
右下の玄翁は一つ一つ手作りだそうです。
右上の支柱はベルトで各機械につながっています。
動力で支柱を回転させ、それぞれの機械を動かします。
時が止まったような作業場を見ながら当時の様子に思いを馳せ、鍛冶師への憧れを深くしたのでした。