カヤックに魚探を搭載しよう
カヤックフィッシングで魚探が大活躍
カヤックに乗ると大海原のどこにでも行けますが、逆にどこで釣りをすれば良いのか分からなくなります。
ナブラや潮目のように分かりやすい目印があれば別です。
そうでもない限り、素人の私にはどこで釣りをすれば良いのかよく分かりません。
そんなときに役立つのが魚群探知機です。
魚探があると海中の様子が手に取るように分かります。
去年はカヤックフィッシングで魚探が大活躍でした。
このように、底から少し上に帯状の反応がある時は、フィッシュイーターが釣れる可能性が高いようです。
小魚が群れているのでしょう。
この画像は中層で魚が当たった時のものです。
この魚は逃がしてしまいました。
下の画像はカヤックにブリが着いてきた時の反応です。
リンク先のページにはブリの魚探反応をたくさん載せています。
これから、魚探を動かすために必要なものと取り付け方を紹介します。
魚探とバッテリー
私が使用している魚探はガーミン ストライカー4です。
コンパクトなのでカヤックに乗せやすいです。
マップ機能の付いたストライカー プラス 4というモデルもあります。
このストライカー4はカヤックのポケットに入ります。
高さが足りないので、魚探の底にスポンジを付けて高さを底上げしています。
本体に付いているケーブルは、それぞれバッテリーと振動子につながっています。
バッテリーは、12Vの物を別に購入しなければいけません。
最初はバッテリーは小さい方が良いかと思い、単三電池を直列につなぐ形のものを自作しました。
1.5Vの単三電池を8本直列につなぎ(これで12V)、それを2つ並列につないでみました。
ところが、これだと一日分もバッテリーが持たないので、カヤックの移動中は魚探を消したりしていたのでかなり面倒でした。
また、電池の入れ替えも手間でした。
そこで12Vの鉛蓄電池のバッテリーを購入しました。
充電器も一緒に購入しました。
このバッテリーを使ってから魚探の電池を気にする必要がなくなり、釣行中は魚探を点けっぱなしにできています。
3回の釣行分ぐらいはバッテリーを気にすることなく魚探を使えます。
鉛蓄電池のバッテリーは重いので、カヤックのどこに置くのかが問題でした。
また、バッテリーは魚探本体にケーブルでつなぐので、ケーブルをどのように這わせるかも考えなければいけません。
色々と考えた末、バッテリーをカヤックの中に入れることにしました。
幸いにもカヤックのハッチから内部にバッテリーを入れることができます。
カヤック内部に水が入ることもあるので、バッテリーはビニール袋で包んで防水にしています。
魚探を置く場所の側に電動ドリルで穴を開け、そこからケーブルを通します。
この穴の大きさはケーブルが通るギリギリのサイズです。
ケーブルの一番太い部分をノギスで測ったところ、10.5∅ぐらいだったので、11∅の穴を開けました。
魚探にケーブルをつなぐと下の画像のようになります。
魚探と振動子
さて、魚探には振動子も必要です。
これは別売りではなく、ストライカー4を購入すると付属しています。
ケーブルを取り付けたところです。
振動子から音波が出て、その音波が水中の物体に当たって振動子に返ってきます。
そのため、振動子は海中に入れておかなければいけません。
最初は振動子に吸盤を取り付け、カヤックの側面にくっつけていました。
ところが、このやり方だと出航・上陸の度に振動子を付け外ししなければならず面倒でした。
ケーブルもカヤックの上を這わせなければならず、ルアーのフックが引っかかったりして危険なこともありました。
そこで、振動子もカヤックの中に入れて船底に取り付けることにしました。
音波が船底を通過することで多少感度は下がるかもしれませんが、こうすれば色々な問題が解決します。
問題はどうやって船底に振動子を取り付けるかです。
振動子の底面とカヤックの船底を、隙間なくピッタリくっつけなければいけません。
ただ置くだけではだめですし、接着剤でくっつけては取れなくなるのでうまくありません。
グリスのような、何か粘度の高い液体を使ってくっつけられないかと思い、適当なものを探していました。
そして、どこかのブログでポリグリップが良いというのを見つけました。
どこのブログだったか忘れてしまい、探しても見つからなかったのでリンクは貼れませんでした。
実際にポリグリップで船底に振動子を貼り付けてみました。
振動子の底にべったりとポリグリップを塗り、船底にぐりぐりと押し付けます。
そうすると、カヤックの揺れなどでも振動子が動きませんし、魚探の映りも問題ありません。
人体に使用する物だからか、剥がすときは問題なく剥がすことができます。
丁度よい粘度です。
これで快適な魚探ライフを送ることができるようになりました。