概要




このページでは、陸からメタルジグで青物を狙う場合に必要な、竿・リール・糸・ルアーなどの道具について説明していきます。 青物釣りの道具について タックルのバランスや、青物を釣るのに必要な道具の費用についても説明します。










青物釣りのタックルについて




最低限必要な道具


陸から青物を釣るのに最低限必要な道具は、 ・釣り竿 ・リール ・糸 ・ルアー の4つです。 釣った魚をキープするならばクーラ―ボックスが必要ですが、釣り上げるだけなら上の4つの道具で可能です。 各道具については、別々のページで詳しく説明していくので、ここでは簡単に説明するに留めます。

釣り竿について


釣り竿については専用のショアジギングロッドをお勧めします。 青物釣りの道具について 青物は、投げ釣り用の竿や安いルアーロッドでも釣ることはできます。 ですが、頑丈さや釣りやすさなどを考えると、やはり専用の竿を買った方が良いです。 私はホームセンターで買った3000円のルアーロッドで釣りをしていたことがありました。 ところが、大物を無理やり堤防に抜き上げようとしたとき、竿が折れてしまいました。 安い道具は無理が効かず、いざというときに壊れてしまうことがあります。

リールについて


次はリールについてです。 青物釣りの道具について リールは青物釣り専用の物がないため、汎用のものを購入します。 私はあまり高価すぎるものを購入せず、5000円ぐらいまでの物を使っています。 理由はリールについてのページに書きましたが、リールを消耗品と捉えているためです。 1000円ぐらいのリールでも釣ることはできますが、強度が不安ではあります。 あらかじめPEラインが巻いてある物を購入しても良いでしょう。

釣り糸について


リールに巻く糸はPEラインを使います。 青物釣りの道具について ただ、PEラインは擦れに弱いため、先端にショックリーダーという太い糸を結んで使います。 青物釣りの道具について

ルアーについて


青物を釣るルアーは、メタルジグが一般的です。 青物釣りの道具について 今では、ワインドやブレード付きのルアーなども流行っており、釣り場でもよく見かけます。 ですが、まだ釣具屋の青物コーナーでは、依然としてメタルジグが大きい面積を占めています。 私はメタルジグばかり使っています。 投げれば遠くまで飛び、巻けば思ったように動かせるという、単純なところが気に入っています。 メタルジグのカラー選択に困ったら、メタルジグのカラーについてのページをご覧ください。
















青物釣りのタックルバランス




番手関係の便利ツール


この項では、お勧めのタックルバランスについて説明していきます。 合わせて、バランスの良いタックルが表示される青物釣りのタックルの組み合わせのページも参考になさってください。 また、釣りで分かりにくいlb(ポンド)やft(フィート)などの単位を、身近な単位に換算するツールもあります。 重さの単位換算ツール長さの単位換算ツール糸の号数と耐荷重の換算ツールなどのページもご利用ください。

私が使っていた道具


私が以前使っていた道具は、 ・竿 アルファタックルクレイジーショアジグゲーム 1002MH ・リール シマノセドナ 3000番 ・PEライン バークレイスーパーファイヤーライン 1.2号・150m ・ショックリーダー ヤマトヨテグスフロロショックリーダー 6号・30m ・ルアー マリアムーチョ・ルチア 35g です。番手や表記の見方については、すぐ下で解説します。 私にとってはこの組み合わせが一番使いやすく、ずっとこの組み合わせを使い続けていました。

竿の表記


竿の「1002M」というのは、10ft(約3m)の長さで「2」本継ぎ、「MH(ミディアムヘビー)」クラスの硬さだということを表しています。 ルアーロッドの表記の読み方は、ルアーロッドの表記についてのページで詳しく説明しています。 硬さはM(ミディアム)クラスでも良いかもしれませんが、あまり重いルアーを使えなくなります。

リールの番手


この竿に組み合わせるならば、リールは3000番ぐらいがちょうど良いです。 重さと巻き取り力のバランスが取れています。 4000番だと少し重く感じます。 ところで、番手とリールのスペックは、メーカーによって違います。 これまでに書いた番手は、全てシマノの番手を想定しています。 シマノとダイワで、同じ番手のリールを比べたとき、ダイワのリールの方が大きくなります。

糸の号数


PEラインは1.2号だと太めなので、0.8号や1.0号でも良いと思います。 私の場合、磯などの根がある場所で釣りをするのが多いことと、いざ大物がかかっても良いように、太い糸を使っています。 詳しくは、青物釣りの糸についてのページに書いています。

メタルジグの重さ


ルアーは竿や糸とのバランスを考えながら、25g~35gぐらいが投げやすいと思います。 私は35gをメインに使います。 釣り竿の箱などに、使用可能なルアーの重さが書かれているため、それも考慮しましょう。 ちなみに、私が使うルアーは、ムーチョ・ルチアの35g一辺倒です。 理由はメタルジグについてのページに書きましたので、興味のある方はご覧ください。

竿を折ってしまい...


ところで、このMHの竿はお気に入りだったのですが、カヤックフィッシングで折ってしまいました。 青物釣りの道具について 新しい竿を買うとき、Hクラスの竿を試してみたくなり、同じくクレイジーショアジグゲームのHクラスを購入しました。 この竿は60gまでのルアーを投げられますが、正直なところ持て余しています。 陸から40cm~50cmぐらいの青物を釣るのであれば、MやMHクラスの竿で良いと思います。

お勧めのバランス


もし私が、初めて青物釣りをする方にタックルをお勧めするとしたら、その人の体力や背格好を見ながら、 ・竿 1002M~1002MH ・リール 3000番 ・糸 PEライン0.8号~1.0号 ショックリーダー5号~6号 ・ルアー 25g~35g ぐらいの番手をお勧めします。

体力に不安な方向けのタックル


もし、子どもや非力な方に向けて道具を選ぶとしたら、 竿は9ft台でMクラス。 リールは2000番~3000番。 糸は同じく、PE0.8号~1.0号。 ショックリーダーも5号~6号。 ルアーは15g~30g。 ぐらいの番手が良いと思います。 この道具立てでも、慣れるとかなりの飛距離を出すことができます。













その他の道具について




あると便利な道具


ここまでで、青物釣りをするのに最低限必要な道具について述べてきました。 それ以外に、これはあった方が良い、というよりほぼ必須な道具について述べていきます。

ライフジャケット


青物釣りでは、堤防や磯など危険な場所に行くことが多いです。 そのためライフジャケットは必須です。 青物釣りの道具について ほとんどのライフジャケットはポケットが大きく作られており、色々なものを収納しておくことができます。 ライフジャケットを着るときは股紐を付けておきましょう。

クーラーボックス


魚をキープするのに必要です。 大物が釣れる青物釣りでは、容量は40L以上の、大きめの物を選びましょう。 保冷材も多めに用意しましょう。

ストリンガー


特に磯場などで釣りをする場合、クーラーボックスを釣り場に運ぶのは大変です。 青物釣りの道具について そこで役に立つのがストリンガーです。 青物釣りの道具について 詳しい使い方などは、ストリンガーの使い方のページをご覧ください。 釣った魚をフックに掛け、海に沈めておくことで、魚をキープしておくことができます。 青物釣りの道具について 青物釣りの道具について 涼しい時期であれば、半日ぐらいは沈めておいても大丈夫でしょう。 帰りは、フックに魚を掛けたまま車まで持って行き、車の中のクーラーにストリンガーごと魚を入れます。 ストリンガーは自作することもできます。 作り方は、ストリンガーの作り方のページをご覧ください。

タモ網


足場の高い場所では、無理に魚を抜き上げると、竿が折れてしまうかもしれません。 そこで、柄が伸縮するタモ網を使って魚を取り込みます。 青物釣りの道具について 使い方は、やり取りと取り込みについてのページをご覧ください。 タモ網は、網の付いているフレーム部分と、長い柄の部分を分割することができます。 青物釣りの道具について 青物釣りの道具について フレームと柄をセットで購入することもできますし、別々に購入することもできます。 フレームは錆びにくいステンレス製の物を選びましょう。 フレームの大きさは、できるだけ大きい方が魚を取り込みやすいですが、60cmぐらいが一番使いやすいと思います。 柄はできるだけ長い方が良いです。

ナイフやハサミ


糸を切ったり、魚を〆るのに使います。 青物釣りの道具について 頑丈なハサミが一本あれば、どちらの役割もこなすことができます。 青物釣りの道具について 魚の〆方のページに書きましたが、私は陸から青物を釣る際、脳〆めと血抜きを行うため、ナイフも持って行きます。 カヤックフィッシングのときは力をうまく掛けられないため、ナイフは使わず、ハサミでエラを切って血抜きだけします。 ナイフは大きめのもので、折り畳み式ではない物が良いです。 取り扱いには注意が必要で、刃渡り6cm以上のナイフを持っていると銃刀法違反に触れる可能性があります。 また、6cm未満の刃物でも軽犯罪法違反となる可能性があります。 このことも魚の〆方のページに書きました。 ナイフで魚を〆る場合、ナイフ一本に、糸切るための小さいハサミ一本という組み合わせでも良いでしょう。 後述のプライヤーをハサミの代わりにすることもできます。

プライヤー


釣りに使うプライヤーは、多機能で便利な道具です。 青物釣りの道具について プライヤーは、魚の口から針を外すのがメインの用途です。 青物釣りの道具について 歯の鋭い魚から針を外すのは危険なので、プライヤーで外しましょう。 特にサゴシの歯は、手が少し触れただけで、血が出るくらいの傷ができます。 歯の鋭い魚だけでなく、口の硬い魚から針を外すのにも重宝します。 プライヤーは針を外すだけでなく、根元で糸を切ったり、スプリットリングを開けたり、細かい作業をしたりと、様々な用途に使えます。 プライヤーの選び方については、プライヤーの選び方のページをご覧ください。 ハサミやナイフ、プライヤーなどは、落としても大丈夫なように、ライフジャケットなどにロープでつないでおきましょう。 青物釣りの道具について

小物金属パーツ


青物釣りの道具について 小物入れに入れて持って行きます。 青物釣りでは、使うパーツはスナップスイベルぐらいです。 青物釣りの道具について 一応、スプリットリングや替えのフックなども持って行くことがありますが、今まで使ったことはありません。

アシストフック


青物釣りの道具について メタルジグは、通常のリアフックの他に、糸を結ぶアイ側にアシストフックを付けることもあります。 付けておいた方が、魚が掛かる確率が高まります。 アシストフックについては、ルアーのフックについてのページに書いています。 アシストフックの自作方法については、アシストフックの自作についてのページをご覧ください。

スペアリール


事前に、PEラインの先にショックリーダーを付けておいたリールを用意しておきます。 青物釣りの道具について 画像の物はダブルハンドルですが、もちろんシングルハンドルの物で大丈夫です。 釣りをしていてPEラインが切れた時、先端にショックリーダを結び直さなければいけません。 釣れていない時であれば、気分転換になるので良いのですが、魚の群れが来ているときは、とてもショックリーダーを結んでいる暇はありません。 突然リールが故障することもあります。 あらかじめフルセットの替えリールを用意しておけば、何かあった時に、リールごと替えてすぐに釣りを再開できます。

ショックリーダー


青物釣りの道具について 先に述べた通り、PEラインが切れた時はショックリーダーを結びなおします。 ショックリーダーは、濡れてもいいようにチャック付きの袋に入れています。 私は6号を使うことが多いのですが、5号や7号でも良いと思います。 詳しくは、青物釣りの糸についてのページをご覧ください。













青物釣りに掛かる費用




お金は掛けた方が良いが...


では最後に、青物釣りに掛かる費用について考えてみましょう。 前提として、お金を掛ければ掛けるほど快適に釣りができます。

主要な道具の費用


まずは主要な道具からですが、竿はショアジギングロッドなど、専用のものを選ぶ想定で書いていきます。 使いやすい道具を選びつつ、できるだけ安くなるようにしてみます。 青物釣りの道具について ・竿:10000円 ・リール:5000円 ・PEライン:1000円 ・ショックリーダー:500円 ・ルアー:3000円(メタルジグ5本) ここまでで、大体20000円程です。 各項目の金額は大まかなものですが、少し多めに書いています。 それぞれ数百円~数千円の振れ幅があると思います。 メタルジグは失くすこともあるので、できるだけ多めに用意した方が良いです。

その他の道具の費用


次に、前項その他の道具についてで紹介した道具も見ていきます。 青物釣りの道具について ・ライフジャケット:4000円 ・クーラーボックス:5000円 ・ストリンガー:1000円 ・タモ網:5000円 ・ナイフ:1000円 ・ハサミ:1000円 ・プライヤー:1000円 ・紛失防止のロープ:1000円 ・スナップ類:400円 ・アシストフック:400円 ・スペアリールと糸:6000円 小物類は合計26000円となります。 先ほどのメインの道具と合わせ、44000円ちょっとです。 50000円もあれば、余裕をもって快適に青物釣りを始められるでしょう。

できるだけ安く釣りを始めるには


では今までの項目を見直しながら、できるだけ安く青物釣りを始めるには、幾らかかるか見てみましょう。

釣り装具セット


まず必需品についてですが、私が行く釣具屋では、竿とリール・PEライン・ルアーなどのセットが6000円ぐらいで売られています。 これを購入することにしましょう。 安い道具はその分重くなったり、使い勝手が悪くなったりしますが、充分青物は釣れます。

小物類も安くそろえる


さらに、小物類もすでにあるものを流用したり、できるだけ安く済ませることにします。 先ほどのリストの中で、クーラーやハサミなどは、すでに持っているものがあれば流用できます。 クーラーが無くても、一緒に行く人がいれば共用させてもらうことにしましょう。 タモ網も、足場の高い釣り場なら必須ですが、砂浜などで釣るのであれば必要ありません。 堤防で釣る場合でも、青物が掛かったら無理やり抜き上げるか、周りでタモを持っている人に助けてもらいましょう。 魚はハサミで〆るか、〆ないことにすればナイフも要りません。 アシストフックとリールのスペアも用意しないことにします。

他に必要な物


ライフジャケットは必須で4000円。 ストリンガーは、釣り場にクーラーを持ち込むならば無くても良いのですが、一応購入することにして1000円。 プライヤーは釣り専用の物を購入した方が良いですが、安い物だと500円ぐらいで購入できます。 スナップも購入することにして400円程。

安く済ませると何円か


ここまでで、メインの道具と小物類を合わせて12000円程です。 予備のメタルジグや、いくつか道具を買い足しても、15000円もあれば充分でしょう。 メタルジグは100均の物を買えば、さらに安く収まります。 ただ、100円のメタルジグについてのページで書いたように、塗装が剥げやすかったりするので注意が必要です。













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