ストリンガーについて
ストリンガーとは、5mから20mぐらいのロープの先に、魚を掛けるフックが付いているものです。
釣った魚をフックに引っ掛けて水に落とし、釣り場で魚をキープするのに使います。
水温が低い時期なら、半日ぐらいは魚を水に沈めておいても大丈夫だと思います。
ストリンガーは軽く、カラビナなどを付けて持ち運ぶこともできるので携帯性も抜群です。
ストリンガーがあれば重いクーラーボックスを釣り場に持ち運ばなくてもよくなります。
魚をキープしておくだけではなく、魚を活け〆めするのにも使えます。
ストリンガーの役割や使い方について詳しくは、ストリンガーの使い方についてのページをご覧ください。
市販のストリンガーはロープの長さが短かったり、フックの数が少なかったり、フロートが付いていなかったりと、かゆいところに手が届かないものです。
ストリンガーの自作は難しくないので、市販のものに満足できなければ、思い通りの物を自作してしまいましょう。
ストリンガーの自作に必要な物
ストリンガーの自作には、以下の物が必要です。
・ロープを巻いておく糸巻き
できるだけ大きめの物が良いでしょう。
・魚を掛けるフック
5個もあれば充分ですが、予備として10個ぐらい付けておけば万全でしょう。
・フロート(浮き)
無くても良いのですが、これがないと堤防にくっついているイガイなどにロープが引っかかり、魚が回収できなくなる恐れがあります。
できればあった方が良いです。
・大きめのスプリットリング
これも無くても良いです。
フック同士を絡みにくくするため、フックとフックの間に入れます。
・ロープ
私はポリエチレンロープを使っています。
ホームセンターのロープコーナーに行くと、各ロープのスペックが書かれていることがあります。
化学繊維で、こすれに強く、耐水性のある材質なら何でも良いと思います。
長さは長いほど良いですが、20mあればどんな場合にも対応できます。
・カラビナ
ステンレス製で頑丈なものを用意しましょう。
・ケーブルタイ
電気コードを束ねるための物です。
ホームセンターの電気コードなどが売っているコーナーに行けばあるはずです。
ロープを結んだ後の固定・補強に使います。それほど長い物は必要ありません。
・接着剤
セメダインなどが良いです。耐水性・対候性があって強度のあるものが良いです。
これもロープを結んだ後の補強に使います。
・ライター
ロープを切った後、端を炙るのに使います。
・ハサミ
ロープを切るハサミです。
カッターなどでも良いでしょう。
ストリンガーの自作
材料を揃えたら、早速ストリンガーを自作してみましょう。
まず、糸巻きにロープを巻き付けます。
変わった巻き方をしていますが、この通りでなくても構いません。
下の画像のように、糸巻きの上から出したロープの端にカラビナを結び付けるため、糸巻きの上からロープを出す形にしています。
ロープは太いので、結び方に注意が必要です。
カラビナを結ぶのはもやい結びが良いでしょう(リンク先はWikipediaです)。
結んだだけでは解けるかもしれないので、結び目をケーブルタイで締めた後、さらに接着剤を塗っておきましょう。
ロープの余りを切ったら、先端をライターで炙って玉にしておきましょう。
こうしておかないと、ロープが解けてきてしまいます。
糸巻きにロープを巻きます。
あまり巻きすぎないようにしましょう。
次に、ロープにフックを通していきます。
フックとフックの間には、絡みを少なくするためのスプリットリングを入れておくと良いでしょう(なくても大丈夫です)。
フックを通し終えたら、最後に、ロープの端にもやい結びでフロートを結びます。
また結び目をケーブルタイで締め、接着剤を塗っておきます。
最後にロープをカットし、端を炙ってストリンガーの完成です。