【内浦キャンプ場での夕食】粟島を三日かけて徒歩で一周③2023/5/1

2023年5月5日*粟島を徒歩で一周:2023年5月,国内の旅,粟島,全ページ

2023年の5/1~5/3、キャンプ泊をしながら徒歩で粟島を一周してきました。

 

このページでは、内浦キャンプ場での夕食について書いています。

 

内浦キャンプ場で物思いにふける

 

キャンプ場に戻ってきた。

 

道の奥は、南側の週遊道に続く。

この先はどうなっているのだろうか。

気になるが、明日の楽しみということで見ないでおく。

 

午後のコーヒータイム。

 

スキットルの中には、ジャックダニエルテネシーハニーが入っている。

ハチミツフレーバーのウイスキーだ。

そのまま飲んでも良し、コーヒーに入れても良しだ。

 

フェムトストーブで湯を沸かす。

 

旅の荷物はできるだけ軽い方が良いが、バーナーが一個あると、料理したり温かい飲み物を飲んだりと、できることが格段に増える。

 

フェムトストーブは、本体だけなら手のひらの1/4ぐらいのサイズ。

ガスカートリッジを合わせても、文庫本一冊ぐらいの面積である。

本体の重さは57gと非常に軽く、それでいて火力も十分なので、とても重宝する。

 

ガスカートリッジは、一番小さいIP-110という型番のものを使っている。

 

先ほどの写真で、カートリッジの蓋に「2」と書いていたが、今回の粟島にはカートリッジを2つ持ってきていた。

一つ目の物は、去年御神楽岳に登る前に購入し、何度か使っていたため、いつガスが切れるか分からなかったからだ。

 

実際、粟島で一台目のガスが切れてしまい、2台目を使うことになったので、予備を持ってきておいて良かったと思う。

これ一台でどのくらい湯を沸かせるかは、後で書こうと思う。

 

湯を沸かし、コーヒーの粉と粉末ミルクを入れる。

 

開高健さんのオーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇を旅のお供に持ってきていた。

万人にはおすすめできないシリーズだが、面白い。

 

内容としては、アウトドアや釣り、海外の文化の話がメインなのだが、それよりも、開高健さんの文章表現に瞠目するのがこのシリーズの楽しみ方だと思う。

 

本に出てくる谷口教授の書いた、開高健先生と、オーパ!旅の特別料理も大好きで、よく読んでいる。

 

海を見ながらのんびりする。

内浦から海を眺めると、眺望が良い時には、海の向こうに本土の山々の連なりが見える。

 

前回粟島に来たときは、内浦から見た本土の景色に、何の感慨も抱かなかった。

今回は内浦から本土を眺めるたび、このような景色をどこかで見たことがあると思っていた。

 

思いを巡らすうち、青森に行った時に見た、十和田湖のことが頭に浮かんだ。

 

十和田湖は、地図で見ても分かる通り広大だ。

靄が掛かって対岸が見えなかったりすると、海と錯覚してしまいそうな湖である。

 

対岸に山々が見える内浦からの景色は、この十和田湖で見た景色とそっくりだったのだ。

 

そうして考えているうち、もし内浦で生まれて本土のことを知らないまま、目の前にあるのは海か湖のどちらでしょうと聞かれたら、湖と答えてしまうかもしれないな、などと考え始めた。

もちろん、水をなめてみればすぐに判別は付くのだが、、、

 

逆に本土から粟島を見ると、下の写真のように見える。

 

これまでは、海を見れば大海原が広がっているのが当たり前のことだと思っていた。

それが、今回内浦から本土を見て、ところ変われば常識も変わるものだと思った。

 

内浦の人たちからすれば、海の向こうに本土の連なりがあるのが、見慣れた光景なのだ。

 

そうして考え事をしているうち、あっという間に時間は過ぎ・・・

太陽が背後の山に沈み、暗くなってきた。夕飯にしよう。

 

本日の夕食

 

アウトドアの場合、日が沈むとあっという間に暗くなるので、食事の準備は早めに行うのが良い。

ここは街灯があってそこそこ明るいので、ゆっくり準備に取り掛かった。

 

今回持ってきた食材。

尾西食品のアルファ米を中心に、各種乾燥食品を持ってきている。

調味料は、塩・こしょう・醤油・中華スープの素がある。

アルファ米に中華スープが毎回の献立の定番となる。

 

本日の夕食は、赤飯と中華スープだ。

クッカーに、乾燥キクラゲ・干しエビ・クコの実と水を入れておく。

 

シェラカップに湯を沸かし、アルファ米のパッケージに入れる。

赤飯のパッケージには味付けの食塩が入っているのだが、中華スープを濃い味付けにしようと思うので、食塩は入れないでおく。

 

クッカーを火にかけて湯を沸かし、食塩・こしょう・中華スープの素を入れる。

味を見ながら塩とスープの素を足し、丁度良い味付けにする。

 

赤飯は赤飯らしいもっちりとした感じがある。

中華スープも良い出来だ。

さくっと夕食を済ませ、食器類を洗い、テントのロープに吊るして干しておく。

 

寝る前の間食に、今はもう売っていない、カロリーメイトのフルーツ味を食べる。

 

寝袋に潜り込む。

夜は更けてゆく。

 

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Posted by 無郷庵