【釧路市湿原展望台を散策】車で北海道一周の旅・その68
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、釧路市湿原展望台の周辺を散策したときのことについて書いています。
十一日目の朝
今日は釧路周辺を観光する。
昨日の疲れが残っているので、湿原を見たら観光を早めに切り上げ、釧路市街でゆっくりしようと思う。
前のページにも書いたが、釧路湿原は広大で、どこを見ればよいのかよく分からない。
とりあえず、市の展望台を見に行ってみようと思う。
昨日は暑かったり涼しかったりしていたのだが、今朝は寒い。
セブンでコーヒーと朝食を購入。
展望台へ向かう途中、3頭のシカが道を横切った。
昨日も屈斜路湖から阿寒湖までの道で、シカをたくさん見たのだった。
道東はシカが多いと聞くが、確かにこれまで何頭も見た。
カーナビを見ながら車を走らせていると、ふと脈絡のない疑問が湧いてきた。
国道と県道(道道)が交差する場所は、国と県のどちらの管轄になるのだろうか。
道路の補修をするときは、どちらがお金を出すのだろうかなどと、つい気になってしまった。
釧路市湿原展望台に到着
市の湿原展望台に到着した。
私が着いた時、ちょうど小学生たちもバスで遠足に来ていた。
時間が早く、展望台自体はまだ開いていない。
展望台の近くに遊歩道があるので、まずはそちらに行ってみることに。
遊歩道はぐるっと一周する形に作られている。
とりあえず、サテライト展望台と書かれている方へ進んでみることにした。
遊歩道の入り口に着いた。
ヒグマ出没注意の看板。
早朝と夜間は通行禁止と書かれている。
湿原展望遊歩道の散策
木道の遊歩道を進む。
ふと、頭上からヒヨヒヨという鳴き声が聞こえてくる。
気になって立ち止まると、声が止まった。
鳥を探しても見当たらない。
おや、これは何だろう。
これはキツツキの巣ではないだろうか。
巣の中のヒナが鳴いていたのかもしれない。
少し離れてみると、またヒヨヒヨという声が聞こえだした。
広場を発見。
奥のパネルには、湿原の役割や生き物について書かれていた。
分岐点に到着。
ここを右へ、サテライト展望台を目指す。
道の先が開けている。
釧路湿原を見渡せる、サテライト展望台に到着。
サテライト展望台からの眺め
これはすごい。
初めて湿原を見た時の感覚は、山登りで山頂についた時のような感じだった。
何枚も写真を撮ったが、私の腕前では、ここからの眺めのすごさを伝えきれない。
広大な湿原の景色が、目の前に延々と続いている。
まるでアフリカのサバンナでも見ているようだ。
高台があるので登ってみる。
湿原の中に動物でもいないかと思い、持ってきていた双眼鏡で探してみる。
林の中に茶色いものが。
これはもしかして、、、
やっぱりエゾシカだ。
駐車場にいた小学生たちが、ガイドの説明を聞きながら湿原を見学していたので、邪魔にならないようにしながら写真を撮った。
小学生のうちにこんなに素晴らしい景色を見られるとは、北海道の小学生たちがうらやましい限りだ。
奥にも展望台がある。
パネルには釧路湿原の説明と、ヤチボウズやヤチマナコについて書かれている。
私がこれまでに見た中で、摩周湖が北海道の絶景第一位だったのだが、甲乙つけがたい眺めだった。
展望台の建物に戻る
サテライト展望台を後にし、最初の建物まで戻ることに。
散策路を一周する形で、来た道とは別の道で建物を目指す。
今度は登りが続く。
途中、足場の木板がグラグラと揺れるので、注意が必要だ。
食べると毒のあるバイケイソウがたくさん。
山菜のウルイと間違いやすいので、注意が必要だ。
暑い。
北海道に来てから、毎日けっこう歩いている。
だが、長年の不摂生を考えれば、まだまだ運動が足りない。
吊り橋を渡る。
登りが連続し、キツイ。
昨日はけっこう歩いたので、足が筋肉痛になっている。
キツツキのマンション。
やっと展望台に戻ってきた。
サテライト展望台を見に行くときは、反対向きに回るルートの方が楽かもしれない。
釧路市湿原展望台の中へ
展望台の館内では、湿原の情報が手に入る。
湿原の歴史や、タンチョウの生態などが詳しく展示されている。
釧路湿原周辺の大きなマップも展示されており、見どころなどが書かれていた。
釧路湿原を観光するときは、まずここの展望台を訪れてみると良いのかもしれない。
屋上の展望台へ。
遠くに湿原が見える。