【一本山展望タワーへ】車で北海道一周の旅・その73
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、中札内の一本山展望タワーを登った時のことについて書いています。
豚丼とソフトクリーム
道の駅 なかさつないで、ビーンズ邸と開拓記念館を見学した。
腹が減っていたので、フードコートで豚丼を購入。
甘辛の味付けで美味い。
あっという間に完食。
十勝で豚丼を食べてみたかったのだが、結局十勝に寄らなかったので、ここで食べられて良かった。
本場である十勝の豚丼とは違うのかもしれないが、美味ければ何でも良いし、量もこのぐらいがちょうど良い。
デザートにソフトクリームも購入。
チーズ味。
粒のチーズが入っており、とても濃厚だ。
ソフトクリームの店を見つけたとき、近くにいた子供がソフトクリームを欲しそうにしていたのだが、親にダメだと言われていたようだった。
そんな様子を尻目に、ソフトクリームを購入。
よい歳をした大人(のおっさん)が、子どもを差し置いてソフトクリームを買って良かったのかと、しばらく自問自答した。
一本山展望タワーへ
道の駅 なかさつないを出て、一本山展望タワーというところへ向かう。
一本山展望タワーも、北海道で必ず訪れたかった場所だった。
途中までは真っすぐ道道を行き、細い砂利道に入る。
砂利道は、段々と山の中に分け入っていく。
他の車をまったく見かけず、人気を感じない。
砂利道は所々に待避所があり、何とかすれ違いはできるようになっている。
一台のトラックが対向で来たので、小さい路側帯に突っ込んでやり過ごす。
展望タワーの近くに着いた。
ここからは歩きだ。
クマ出没注意の看板が立っている。
一本山展望タワーに登る
タワーまでは、いくつか階段を上ることになる。
タワーまでそこそこ距離がある。
何だか疲れてきた。
あとちょっとだろうか。
タワーが見えてきた。
高い。
ここに来るまでにけっこう階段を上ってきた気がするが、また登りだ。
頑張ろう。
展望タワーの頂上に着いた。
タワーからの眺め
タワーからは、日高山脈の山々を遠望できる。
山脈の上部に霧がかかっていることもあり、いまいちどれがどの山かはっきりしない。
たぶんこの奥にある、上部がかすんでいる山が、カムイエクウチカウシ山だと思う。
このカムイエクウチカウシ山を見たいがために、一本山展望タワーへやってきたのだ。
日高山脈の北側。
日高山脈の反対側は、平野になっている。
帯広や中札内の方。
真ん中を札内川が流れ、その奥が中札内。おそらく。
こちらはタワーの東側。
手前にあるのが、タワーに来る前に通った上札内だと思われる。
奥にあるのが更別のはず。
さらにタワーを回り、南東側へ。
日高山脈の方まで一周してきた。
日高山脈の見た目
念願のカムエクや、日高山脈をこの目で見ることができた。
正直なところを書けば、日高山脈は、もっと屹立した鋭鋒がドンドンとそびえているような場所を想像していた。
展望タワーからは、小高い丘が連なっているだけに見えたのだ。
これなら一足で簡単に登れそうな気がする。
実際に登ってみれば、かなりキツイだろうし、一筋縄ではいかないのだろうけれど。
駐車場に戻る
一通り見終えた。
駐車場に戻ろう。
駐車場に戻った。
車のドアを開ける音が、森林にこだました。
カムイエクウチカウシ山
以降は余談だ。
一年前、北海道に来ようと思った時から、北海道でも山登りをしてみたいと思い、分県登山ガイドを買ってずっと眺めていた。
その中で見つけたのが、カムイエクウチカウシ山、通称カムエクだった。
カムイエクウチカウシ山が気になった理由は、ずばり、その名前が印象に残ったからに他ならない。
何となく名前が気になり、何度もページを見るうちに、どうしても登ってみたくなったのだ。
ちなみにカムイエクウチカウシとは、ヒグマも転げ落ちる山の意味。
非常に覚えにくい名前だが、何度も見ているうちに覚えてしまった。
カムエクを登るには、一般にテント泊で2~3日を要する。
札内ダム近くに車を停めて札内川をさかのぼり、途中、支流の八ノ沢に入って山頂を目指していく。
この山では過去に、ヒグマの関わる悲惨な事件があった。
詳細は、Wikipediaの福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件のページで。
山頂までに通過する八ノ沢カールには、事件の慰霊碑がある。
この山を登ってみたいと思っていたのだが、昨今はヒグマ関連のニュースが多くて怖い。
一本山展望タワーで山の姿を見て、満足することにした。
カムイエクウチカウシ山は、先ほども写真を出したが、この奥にある霧のかかった山だ。
山頂は霧に包まれて見えない。