【知床峠を越えて羅臼へ】車で北海道一周の旅・その51
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、知床峠を越えて羅臼にたどり着いた時のことについて書いています。
これからの予定
知床自然センターを出て、さらに北へ向かう。
予定では道道93号に入り、知床五湖を目指すつもりだった。
知床五湖を見学した後は、ウトロに戻って一泊。
明日、再びクルーズ船に乗るつもりだった。
今日の午前中にクルーズ船に乗ったのだが、霧のため、途中で引き返すことになった。
明日再チャレンジし、クルーズ船から知床岬の先端を見てみたかった。
何となく知床峠へ
そのような予定を立てていたのだが、センターを出てすぐの道を、道道93号ではなく、国道334号に沿って右へ行ってしまった。
この先は知床峠だ。
道道93号へ曲がる場所を見落とした、、、わけではないのだが、本当に何となく、国道334号をそのまま行ってしまったのだ。
峠を越えれば、知床半島の対岸にある羅臼町へと着く。
どうする、引き返すか、、、
悩む。
悩みながら車を走らせる。
このまま羅臼まで行ってしまおう。
実は、今回の北海道一周で一番行きたかったのが、羅臼だった。
羅臼の知床食堂でウニを食べたかった。
一年前、地球の歩き方 北海道でウニの写真を見た時から、羅臼でウニを食べることを夢見ていたのだ。
知床峠展望台へ
というわけで、道をそのまま突き進むことにした。
知床五湖を見ておきたかったが、今日の霧では良い景色を望めなかったかもしれない。
などと心の中で言い訳しながら。
それにしても、知床峠は眺めが抜群に良い。
走っている間、左手に壮大な羅臼岳が見えている。
そして、彼方の下方には国後島が見える。
北海道で走った中で、一番景観の良い道路だった。
しばらく行くと、峠の展望台に到着。
羅臼岳がよく見える。
本当に素晴らしい眺め。
雄大で美麗だ。
北海道に来る前から、羅臼岳に登りたいと思っていたのだが、この景色を見てそんな気は霧散した。
とても登れる気がしない。
見るだけにしておこう。
北方領土の国後島が見える。
しばらく知床峠の景色を堪能した。
さて、羅臼市街へ向かうか。
これからの行く先を見る。
まだ先は長い。
気張って行こう。
知床峠を越えて羅臼へ
展望台を出て峠を進む。
後半はカーブと坂が多い。
エンジンブレーキを効かせながら、グネグネと進む。
道路には溝が切ってあり、速度が出ていると高音が鳴るようになっている。
スピードを緩めないと耳がおかしくなりそうだ。
木漏れ日の中の高台を進む。
ところで、知床峠と言えば除雪が有名だ。
4月末からの大型連休に間に合わせるように、毎年除雪が行われている。
たくさんのカーブに目がくらむような高架の道。
実際に知床峠を走ってみると、ここを除雪するのはとんでもない難作業のように思われる。
何度もカーブを曲がり、トンネルを抜けたあたりから、硫黄の香りがし始めた。
いくつか建物が見える。
やっと羅臼市街まで来た。
そのまま海岸に出て、道の駅 知床・らうすに到着。
ここまで長かった。
何はともあれ、道の駅に隣接している知床食堂にまっしぐら。
美味そうなメニューが並んでいる。
さあ、ウニを食べよう。