【市島邸の散策】新潟観光
新発田市の市島邸へ
今日は強行スケジュールで、北方文化博物館・瓢湖・水原代官所・刀剣伝承館に寄り、途中月岡温泉でのんびりしつつ、最後は市島邸に行きました。
市島邸も、北方文化博物館と同じく豪農の館です。
北方文化博物館は、藤棚を中心にして各展示をめぐるような形でしたが、市島邸は順路に従い、館や庭をめぐる形式になっています。
さて、月岡から豊栄方面に向かって県道300号を行き、線路を越えたあたりで市島邸を指す看板が見えてきます。
駐車場はそこそこの広さです。
市島邸は新発田市にあるので、案内の立て看板は新発田市が中心でした。
受付を済ませます。
受付では、係りの方が丁寧に巡回の仕方を説明してくれました。
正面が市島邸の本邸宅ですが、まずは向かって右側に進み、資料館へと向かいます。
資料館から主家屋へ
資料館に着きました。
市島邸の来歴や、地域との関わりについて展示を通して知ることができます。
宗家9代徳厚さんの所有していた旅行鞄など。
邸内に入ります。
途中、天王小学校の生徒が作成した、市島邸のガイドペーパーが置いてありました。
1枚もらいましたが、A3サイズに人物や建物の説明書きがあり、屋敷をめぐる良いお供となります。
ところで、天王小学校という名前に聞き覚えがなかったので調べてみたところ、天王小学校は併合され、今はもうないそうです。
少子化で生徒数が少なくなったためだと思うのですが、天王小学校を含めた4つの小学校が、令和3年3月に併合され、豊浦小学校となっていました。
少子化は全国的な問題となっていますが、新潟県でも深刻な課題となっています。
県外への人口流出も多く、それによってさらに少子化も進みます。
確か、新潟の地方公務員試験でも、過去に小論文の課題として、人口流出が扱われていたと思います。
それだけ新潟にとって切実な問題だということでしょう。
邸内でスリッパに履き替えますが、出口は別の場所となるため、靴は設置のビニール袋に入れて中に入ります。
邸内の散策
茶室の水月庵。
畳を傷めないよう、畳にはスリッパを脱いで上がる。
ここから水月庵内へ。
水月庵から南山亭
数寄屋(茶室)の南山亭に入る。
庵内の造りも、外庭の眺めも風雅であり、茶でも飲みながらずっとここにいたいものだ。
水月庵から再び邸内へ。
日本間の中に、絨毯の敷かれた洋間があった。
往時を偲ばせる道具の数々。
先ほど話題に出した豊浦小の、子どもたちが作ったかるたのようだ。
市島邸は、地域の小学校とのつながりが密であるようだ。
管理している新発田市の方針なのだろうか。
市島邸は庭が大きく、いろいろな生き物が訪れるよう。
それにしても、現在屋敷を回っているのは私だけのようで、周囲は寂としている。
おかげでゆっくりと、十分に見学することができた。
庭園をめぐる
家屋から出て、庭園に出た。
石橋を渡り、広い池の周りをぐるっと回る。
外塀の内側を回り、湖月閣後の前を通り、入り口に戻ってきた。