釣り竿の先端を修理しよう

2019年6月14日

~釣り竿の先端を修理しよう~

 

トップガイドが曲がってしまった


 

先日、家の扉の開閉部分に釣り竿の先端が挟まり、

トップガイドがぐにゃりと曲がってしまいました。

 

ペンチで曲げて直せないかと思ったのですが、

ガイドリングが外れてしまい、

金属部分を元の形に戻してもどうしようもない状態です。

 

何でもっと気を付けなかったのかと後悔しました。

これまで何匹も青物を釣って来た、相棒とも言える釣り竿です。

竿に申し訳ない気持ちで一杯になりました。

 

釣り竿の買い替えを考えましたが、

幸い先端がダメになっただけなので、

補修してみようと思いました。

 

今回はトップガイドが曲がった竿の補修をしますが、

このページで紹介する方法は、先端部分が折れた釣り竿などにも使えます。

手元に近い胴体部分が折れた場合は、買い替えを検討した方が良いでしょう。

 




竿の補修に必要な物


 

トップガイドの補修に必要な物は、

・補修用トップガイド

・ニッパー(ペンチでも可)

・ライターかチャッカマン

です。

 

補修用トップガイドは釣具店で入手することができます。

私が今回使ったのは、富士工業の振出投竿・ちょい投竿用POTリペアキットです。

パッケージの中に3サイズのガイドが入っています。

今回修理するのがショアジギングロッドだったので、先端はかなり太く、

一番大きいサイズの2.4mmでぎりぎり入るくらいでした。

 

このシリーズには他にも、波止竿・サビキ竿用のもの(0.9mm・1.2mm・1.4mm)

 

波止竿・サビキ竿 太径用(1.6mm・1.8mm・2.0mm)

 

バスロッド用(2.0mm・2.2mm・2.4mm)

 

などがあります。

あらかじめ竿の先端部分の直径を測っておき、それに合わせたサイズを選びましょう。

 




竿の先端の補修方法


 

道具が準備できたら、

まずは先端のトップガイドをニッパーで切り落とします。

ペンチで折り曲げても良いのですが、ニッパーの方がきれいに切れます。

 

先端を切ったら補修用ガイドをはめてみます。

ギリギリ入るぐらいのサイズを使いましょう。

 

次に、補修用ガイドに付属しているホットグルーを用意します。

画像の下側にある、透明なスティックがホットグルーです。

火で炙ると柔らかくなるので、

柔らかいうちに釣り竿の先端に塗り付けます。

 

塗り付けたらすぐに、補修用ガイドを先端にはめ込みましょう。

はめ込んだらはみ出たグルーを拭き取ります。

少し待って冷めたら完成です。

 

もしもガイドをはめるときに、曲がってしまったり、奥まで押し込めなかったら、

ガイドを火で炙ってペンチなどを使いながら調整します。

竿を火で炙っても火は付きにくいので、慌てずにやりましょう。

 

竿に元々使われている接着剤は、火で炙ると割れるので要注意です。

実際に火で炙ってみたら割れてしまい、

ホットグルーで修復しました。

 




補修後の釣行とおまけ


 

竿を補修した後に青物釣りに行きました。

35gのメタルジグをフルパワーで何度も投げてみましたが、

補修した部分は特に問題ありませんでした。

 

そのときの釣行では何も釣れなかったので、

てきとうに撮った写真を載せておきます。

 

泡まみれのカニ

 

岩の隙間に咲いていた花


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Posted by 無郷庵