ストライカー4とバッテリーについて
このページでは、ガーミンストライカー4のバッテリーやカヤック上での配置について説明しています。
魚探画面の見方やストライカー4の使い方、振動子については、下記のページで詳しく説明しています。
・魚群探知機の見方について
・ガーミンストライカー4の操作と配置について
・ガーミンストライカー4の振動子と配置について
よろしければこれらのページもご覧ください。
私はストライカー4を使い始めた頃、乾電池を使うタイプのバッテリーを自作して使っていました。
詳しくはページの最後で説明しますが、容量が少なくて不便だったため、12Vの鉛蓄電池を購入しました。
私はストライカー4にLONGのバッテリーを組み合わせて使っています。
このバッテリーは鉛蓄電池なので重く、大きさも7cmx9cmx10.7cmとやや大きめです。
その分充電は長く持ち、シーズン中に一回も充電しなくても使い続けられるぐらい容量があります。
バッテリーと一緒に充電器も購入しました。
バッテリーと充電器の他に、配線をいじる上であったほうが良いものを書いておきます。
・ニッパーやハサミ
ケーブルを切ったり、線の被覆をはがす時に使います。
付属のケーブルは最初から被覆が剥がれていたような気もしますが、ケーブルをいじる上でどちらか用意しておいた方が良いでしょう。
・ビニールテープ
配線に巻いて絶縁したり、配線と端子を固定する時などに使います。
配線周り以外でも、物の固定に使えるため、あると非常に便利です。
この他、手元に無いことの方が多いと思いますが、ハンダごてがあると便利です。
ケーブルの先にワニ口クリップを付けたりでき、電子工作の幅が広がります。
バッテリーと魚探をつなぐ
これからバッテリーにケーブルをつなぎますが、配線をいじる際、電源の+と-を一本の金属線で直接つながないようにしましょう。
(電源の+) → (ケーブル) → (電源の-)
このような回路をショート回路と言い、大電流が流れて火事の原因となります。
つなぐ場合、
(電源の+) → (ケーブル) → (魚探本体) → (ケーブル) → (電源の-)
というように、+と-の間に魚探本体など、抵抗になるものを必ず入れましょう。
気を付けていても、むき出しの銅線をいじっているとき、線が偶然バッテリーの端子に触れてしまうなど、気づかずにショート回路ができてしまうことがあります。
銅線をいじるときは、被覆を剥いだ部分にビニールテープを巻いておいたり、線をバッテリーの端子から遠ざけて扱うなど、注意が必要です。
さて、ストライカー4を購入すると、電源ケーブルと振動子用ケーブルが付いてきます。
下の画像のケーブルは電源用のケーブルで、中には赤・黒・青・茶の線が入っています。
青と茶の線は使わず、赤い線をバッテリーの陽極に、黒い線を陰極につないで使います。
逆につながないよう注意しましょう。
ちなみに、電源ケーブルには黄色い筒状の物がくっついています。
これはヒューズと呼ばれるものです。
過大な電流が流れたとき、魚探本体が壊れないよう、中の線が切れるようになっています。
ケーブルと端子をつなぐときは、バッテリーの端子に線を直接触れさせ、ビニールテープなどで固定すると良いでしょう。
私は、各ケーブルの先にハンダごてでワニ口グリップを接続し、バッテリーの端子とつないでいます。
ワニ口グリップをつなぐと、金属の端子がむき出しのままになってしまいます。
怖いのでビニールテープを巻いて絶縁と固定をしています。
バッテリー自体は、下の画像のようなプラスチックケースに入れています。
バッテリーの大きさに合うようなケースをホームセンターで探しました。
カヤックは揺れるので、バッテリーに衝撃がかからないよう、ケースの中にプチプチを敷いてバッテリーを入れています。
バッテリーの端子部分は金属むき出しなので、海水や湿気で錆びそうです。
そこで仕上げに、バッテリーをビニール袋に入れています。
袋の口からケーブルを出し、口の部分をビニールテープでぐるぐる巻きにして、極力水分が入らないようにしています。
これで配線の準備は完了です。
ストライカー4の本体背面に、POWERと書かれた接続口があるので、そこにバッテリーからのケーブルを差し込みます。
電源スイッチを押すと電源が入ります。
具体的な使い方は、配置と使い方についてのページをご覧ください。
12V電源は魚探だけでなく、例えば集魚用のライトや、夜用の照明などにも使えます(夜にカヤックに乗るのはおすすめしませんが)。
もし電子工作をしたくなり、部品を手に入れようと思ったら、ホームセンターだけでなくカーパーツショップもおすすめです。
車のバッテリーは12Vのため、12V電源用の部品がそろっています。
バッテリーの配置について
さて、カヤック上のどこにバッテリーを配置するか考えてみましょう。
まず、ケーブル類はできるだけカヤックの上に出さない方が良いです。
出すならば、出す部分をできる限り短くしましょう。
カヤックの上にケーブルを出しておくと、ルアーのフックが引っかかってしまいます。
また、乗員がカヤックから投げ出された時に、ケーブルが絡まって大事故につながる可能性があります。
私は最初のころ、ケーブルに吸盤を取り付け、カヤックの上にペタペタと這わせていました。
今にして思えば、危ない事この上なかったと思います。
実際、ルアーのフックがケーブルに何度か引っかかったりしていました。
カヤックの上にできるだけケーブルを出さないためには、まず、バッテリーを本体の近くに置くのが良いでしょう。
ただ、バッテリーは重くて大きいので、本体の近くに置くのは難しいと思います。
置くとしても、後ろの荷物スペースに置くしかありません。
そうすると必然的に、カヤックの上を這わせるケーブルが長くなってしまいます。
一番良いのは、バッテリーをカヤックの内部に入れてしまうことです。
この場合、内部のバッテリーとカヤック上の魚探を線でつながなければいけないため、カヤックの表面に穴を開ける必要があります。
それでも諸々の手間や利便性を考えると、この形が一番すっきりします。
バッテリーをカヤック内に入れる際、ハッチを通るかどうかが問題になります。
あらかじめハッチとバッテリーの寸法を確認しておきましょう。
配線の通し方ですが、ストライカー4の電源ケーブルは、一番太い部分で11mmぐらいです。
そこで、魚探本体のそばに11.5mmの穴を2つ空け、そこに電源と振動子のケーブルを通すことにしました。
上の画像では4つ穴が空いていますが、右側の2つの穴は、本体をボトルホルダーに入れていた時に使っていたものです。
今は左側の2つの穴を使っており、ホルダー側の穴はふさいでいます。
これでバッテリーがカヤック内に収まりました。
自作のバッテリーについて
最後に余談として、私の自作のバッテリーについて書いておきます。
以前はストライカー4を動かすのに、自作のバッテリーを使ったりもしていました。
大きいバッテリーは置き場所に困ります。
小さいバッテリーを作り、カヤック前方の小さいくぼみに置けるようにしてみました。
上の画像のビニールで包まれているものが、当時使っていたバッテリーです。
ストライカー4は12Vの電源を必要とするので、1.5Vの単三電池8本を直列でつなげば作動します。
電圧が長持ちするよう、さらにそれをもう一組用意し、並列につないで使っていました。
計16本の単三電池を使うバッテリーですが、それでも容量は十分ではありませんでした。
半日持つか持たないかぐらいの容量だったので、できるだけ電源を消しておいたりと、節電しながら使っていました。
非常に不便だったため、結局、今の市販のバッテリーを使う形に落ち着きました。