航空券の予約から搭乗までの流れ
国際線の飛行機に乗るまでの一連の流れは以下の通りです。
国際線に乗るには、最初に、搭乗する飛行機の航空券を予約します。
これは空港に行く前、スマホやPCで事前予約します。
航空券を予約したら、飛行機に乗る当日に空港へ行きます。
チェックンカウンターでチェックイン手続きを行い、紙の航空券を受け取ります。
航空券を受け取ったら、保安検査場を通り、出国手続きをします。
搭乗時間になるまで待ち、ようやく飛行機に搭乗、という流れになります。
航空券の予約について
航空券の予約には、各航空会社のサイトで直接予約する方法と、Trip.comなど旅行の総合サイトを利用する方法があります。
旅行の総合サイトには、Trip.comの他に、エクスペディアやブッキングドットコム、アゴダなどがあります。
各サイトで扱っている航空券や値段など、違う場合もあるようです。
旅行に行く際は、いくつか比較してみるのも良いかもしれません。
各サイトでは、ログインしなくても航空券の値段などを見ることができます。
まずはサイトを開いてみて、行きたい場所の航空券を見てみましょう。
旅行の総合サイトを使うメリット
こういった総合サイトを使うメリットは、各航空会社のフライトを比較できることです。
日にちを決めて検索すると、その日のフライトが一覧で表示され、値段や時間などを比較することができます。
さらに、調べたい日の周辺の日の、最安値なども一覧で表示できます。
色々と比較しながら、気に入ったフライトを選択すると、さらに詳しい情報が出てきます。
航空券を購入する場合は、サイトにログインして必要事項を入力・選択していくことで、簡単に航空券を予約・購入することができます。
予約の際、預け荷物がある場合は一緒に予約しておきます。
預け荷物を予約していない場合、飛行当日にチェックインカウンターで預け荷物の登録を行うと、割高になるらしいので注意が必要です。
航空券の予約・購入は、基本的にクレジットカードで行います。
別のページで詳しく書きますが、クレジットカードで航空券を買うことで、カードに付帯されている保険適用の条件を満たすこともできます。
総合サイトを使うもう一つのメリット
総合サイトのもう一つのメリットは、一つの総合サイトにログインするだけで、色々な航空会社の航空券を購入できることです。
例えば、私はタイに行くときにAirAsia、帰りはLionAirを利用しました。
総合サイトを使わない場合、各航空会社のサイトにそれぞれログインや手続きをし、チケットを購入しなければいけません。
航空会社ごとにIDとパスワードを決めなければならず、手間がかかります。
総合サイトを利用すれば、名前など自分の情報を一度入力しておけば、それを使いまわしできます。
総合サイトのアカウントを一つ作っておくだけで、色々な航空会社のチケットを簡単な手続きで購入できます。
先述の通り、航空会社ごとの航空券を比較することもできるので、総合サイトは旅行にかなり便利です。
総合サイトのデメリット
総合サイトの口コミを見ると、トラブルについての口コミを見かけます。
総合サイトを使って予約したら、ちゃんと予約がされていなかったとか、そういったこと口コミやネットニュースで見たことがあります。
特にホテルの予約でそういったトラブルが多いらしく、私は総合サイトでホテルを予約したことがありません。
私は航空券の予約でしか総合サイトを利用したことがありませんが、今の所、問題なく使えています。
いずれにしても、旅行の総合サイトを利用するときは、何かあった時は自分で対処するつもりで利用しないといけないでしょう。
後は航空券の値段やサービス面でしょうか。
総合サイトで購入する場合、航空券を間接的に購入するわけなので、値段が高くなることもあるかもしれません。
少し見た限りでは、値段に違いはなかったように思いますが、何かあった時の保証やサービスは、あまり期待しない方が良いと思います。
航空券予約の注意点
特に総合サイトで航空券を予約する場合、いくつか注意しなければいけないことがあります。
まず、サイトで自分の姓名を入力する際、パスポートに記載されている姓名と一字一句間違えてはいけません。
これは航空会社のサイトで購入する場合も同じです。
間違えて入力していた場合、チェックインや出入国審査でトラブルとなるので、よく確認しておきましょう。
また、航空券を選ぶとき、値段だけではなく時間もよく確認しましょう。
例えば、日本からタイまでは片道6時間~7時間ぐらいで着きますが、フライトによっては十数時間~二十数時間かかると書いてある物もあります。
これは、途中で他の空港を経由したりするためです。
他の国の空港を経由するので、その空港で乗り継ぎの手続きなどが必要になったりもします。
私はバンコクからの帰りの便で、途中、台湾の空港を経由しました。
フライトプランによく目を通しておらず、日本まで直通で行くと思っていたのですが、台湾を経由すると聞いて寝耳に水でした。
経由便なので、そのまま飛行機に乗っていれば良いのかと思ったのですが、一旦空港に降り、再登場の手続きが必要でした。
このあたりのことは、分からなくても、周りの乗客について行けば大丈夫です。
時間といえば、時差にも注意しましょう。
サイトに表示されている到着時間が、現地時間なのか、日本での時間なのか、確認しておきましょう。
手元のスマホで、適当に東京からタイまでの便を調べてみると、
12:10→6時間50分→17:00
という便がありました。
12:10に6時間50分を足すと、19:00となるはずです。
それが17:00となっているのは、到着時刻がタイでの現地時間で表示されているからです。
日本とタイの時差は2時間です。
12:10に飛行機に乗り、6時間50分かけてタイに着くと、日本では19:00ですが、タイでは17:00となっています。
時差により、日本の時間から2時間引くと、タイでの時間になります。
タイから日本に行く場合は逆で、タイの時間に2時間を足せば、日本の時間となります。
時差に関して注意が必要なのは、現地に着いてからの乗り物などを、事前予約する場合です。
間違えて日本時間で予約しないようにしましょう。
空港へ行く時間
これまで、航空券の予約について書いてきました。
以降は、当日、実際に飛行機に乗るときの流れについてです。
航空券を予約したら、当日に空港へ向かいます。
空港へは、とにかく早めに向かうのが基本だと思います。
私は、フライトの4時間前には、空港に着くようにしていました。
折しも、搭乗口付近で飛行機に乗るのを待っていた時、同じ飛行機に乗る人たちに対し、時間についてのアンケートを行っている人がいました。
そばで聞いていると、やはり、フライトの4時間以上前に空港に着いていたと答えている人が大半でした。
今回、私がバンコクへ行くときは、行きと帰りのどちらも、チェックインカウンターが開いたのはフライトの3時間前からでした。
チェックインカウンターが閉まるのは、フライトの1時間前です。
チェックインが混雑することもありますし、チェックイン後に保安検査を通ることも考えると、早め早めに行動しておくのが良いでしょう。
特に国際便は、予期せぬ出来事が起きる可能性もあります。
地方からだと、空港までのアクセスが悪いこともあるかもしれません。
場合によっては深夜バスを利用するとか、前日に空港近くまで来ておくとか、工夫して早めに空港へ来ておくのが良いでしょう。
空港に着いたら
空港に着いたら、チェックインカウンターが開くのを待ちます。
事前に掲示を見て、チェックインカウンターの場所を確認しておきましょう。
先に書いた通り、チェックインカウンターが開くのは、出発の3時間前が目安のようです。
時間になったら、チェックインカウンターに並びましょう。
チェックインの手続き
チェックインカウンターに並び、自分の順番が来たらパスポートを見せます。
メールなどで送られてくる、フライトの予約を見せる必要もあるかもしれません。
スマホも準備しておくと良いでしょう。
私は一応、予約確認書を印刷して持って行ったのですが、それは不要でした。
パスポートを見せた後、いくつかの事項を聞かれる場合があります。
例えば、タイではビザなしで30日(現在は60日に延長)までの滞在が認められています。
ただ、ネットで調べていた時、タイでの入国審査の際、入国から30日以内に第3国へ出国するチケットがないと、入国を断られるという情報がありました。
第3国へのチケット所持について、タイでの入国審査の際には聞かれなかったのですが、チェックインの際に確認がありました。
また、入国にビザが必要な国の場合、ビザの有無もチェックインカウンターで聞かれることがあるようです。
いずれにしても、海外に行く際は、行先の国の入国条件をよく調べておきましょう。
入国条件は随時変更される場合があります。
私がタイへ行った時、ちょうど滞在期間が30日から60日に変更になると、タイ政府から発表がありました。
ビザが必要なかった国でも、急に必要になったりすることもあるかもしれません。
外務省のページなど、こまめに目を通しておきましょう。
さて、チェックインで各種の確認事項を聞かれた後は、荷物の検査もあります。
荷物を計りに乗せ、機内に持ち込めるサイズと重量を満たしているかどうか、確認されます。
預け荷物を予約していた場合や、荷物が持ち込みサイズの基準よりも大きい場合、預け荷物の手続きもすることになります。
チェックインの手続きが終わると、大きめの紙の航空券を受け取ります。
保安検査と出国手続き
チェックインが終わったら、そのまま保安検査へ向かいましょう。
保安検査では、ベルトコンベアの上にあるトレイに荷物を載せます。
身に着けている金属の部品なども、荷物と一緒にトレイに入れておきましょう。
荷物はベルトコンベアを流れてX線にかけられます。
自分自身は金属探知機のゲートをくぐりますが、外し忘れている金属があると探知機に引っかかってしまい、検査されることになります。
保安検査に行く前に、外すものなどを確認しておき、手際よく通りましょう。
保安検査を通ったら、出国手続きがあります。
パスポートを台の上に載せ、手続きをします。
出国の判子を押してくれるブースもあるのですが、判子は必要な場合だけ押してもらうことになります。
そのまま素通りでOKです。
保安検査後から飛行機に乗るまで
保安検査と出国手続きを終えたら、後は飛行時間を待つだけです。
チェックインカウンターで受け取った航空券に、搭乗口の番号が書いてあるので、そのあたりで待ちましょう。
保安検査後のエリアには、色々な店や、ATM・両替所などもあります。
そこで買い物をしたり、現地通貨を取得しておいても良いでしょう。
現地通貨は、現地に行っても取得できます。
搭乗時間になるとアナウンスがあり、搭乗口に人が集まります。
席の位置によって、搭乗のタイミングが決まっていることもあります。
自分の番が来たら、搭乗口で航空券を見せ、飛行機に乗りましょう。
後は座って目的地に着くのを待つだけです。
入国先での入国手続き
目的地の国に着いたら、入国手続きが待っています。
空港内の移動は、周りの人に付いて行けば大丈夫でしょう。
私がタイに入国したときの入国手続きは、パスポートを係りの人に渡し、指紋を取られて終わりでした。
入国目的などを聞かれるかと思い、準備していたのですが、特に何も聞かれることもなく、あっけなく入国が完了しました。
入国後、預け荷物があれば、それを受け取って手続き完了です。