【玉川自然研究路と噴気孔・ピリピリする酸性湯の玉川温泉に入る】秋の東北へ:その15
10月の上旬、新潟から青森へと日本海側を北上し、奥羽山脈のあたりを通りながら帰ってきた時の記録です。
このページでは、玉川温泉自然研究路を散策し、玉川温泉に入浴した時のことについて書いています。
玉川温泉へ
八幡平ビジターセンターを出て、次の目的地、玉川温泉へ。
玉川温泉には自然研究路という散策道があるらしく、そこを歩いた後で、温泉に入っていくことにしよう。
玉川温泉に着いた。
駐車場は高台にあるのだが、湯けむりと温泉の建物が見えている。
まずは左側にある研究路へ行ってみよう。
玉川温泉自然研究路の散策
道を行くと、湯けむりの立つ小川が見えてきた。
見えているのは、硫黄や湯の華を採取する設備だろうか。
何とも温泉地らしい感じがする。
小川の反対側に、でこぼこの表面をした岩がある。
北投石というらしい。
珍しい岩のようだ。
硫黄の小川を見ながら進んでいく。
道端に、ゴザを敷いて寝ている人たちがいた。
研究路の奥へ
さらに歩いて行くと、小屋のようなものがあり、ゴザを敷いている人がたくさんいた。
地面を触ってみると暖かい。
確かにこの上で寝るのは気持ち良いだろう。
北海道の硫黄山や登別地獄谷でも見たような景色だ。
噴出口から、硫黄を含んだ蒸気が噴き出ている。
岩山の一面に噴出口があり、煙が間断なく噴き出している。
高台から、噴出口のある小山を見渡せる。
ぐるっと一回りし、研究路の入口に戻った。
玉川温泉に入浴
さて、楽しみにしていた温泉に入ろう。
温泉の建物の間を進んでいくと、左手に「大浴場」と書かれた建物がある。
そこで日帰り入浴ができる。
受付を済ませると、係りの人から、温泉の入り方に付いて詳しく説明をしてもらえた。
温泉はいくつかの浴槽に分かれており、50%の濃度と、100%の濃度の温泉があるらしい。
最初は50%の方に入り、体を慣らしてから100%に入るのが良い。
また、湯にはあまり長く浸からない方が良いようだ。
浴場に入って行くと、木造りの大部屋の両側に、色々な浴槽が並んでいる。
かけ湯をしつつ、まずは50%の湯へ。
50%の湯に浸かると、体がピリピリとしてくる。
何となく、かなり効能がありそうな気がする。
暖まるまで入った後、部屋の奥へ。
奥では飲泉と、箱湯に入ることができる。
書いてある通りに湯を薄めて飲んでみると、酸性湯らしく酸っぱい味がする。
次は100%の湯へ。
どうでもよいことだが、50%や100%などと書いていると、戸愚呂弟を思い出す。
50%はピリピリとした刺激だったが、100%はビリビリする。
肌の弱い人は入らない方が良いだろう。
少し傷口に染みてくる。
100%の刺激は不快なほどではなく、湯加減もちょうどよいので、しばらく浸かっていた。
その後は立ち湯に入ったりしつつ、ゆっくりと温泉を楽しんだ。