【バンコク駅から電車でドンムアンへ】初めての海外バンコク七日間紀行・その42

初めての海外旅行で、タイの首都バンコクを七日かけて歩いた時の記録です。

このページでは、バンコク駅(ファランポーン駅・クルンテープ駅)から電車でドンムアンへ行った時のことについて書いています。

 

・文章を書いている現在、1バーツは約4.4円ですが、手数料なども考えて1バーツ5円として計算しています。

 

バンコク駅で切符を購入

 

バンコク駅の中に来た。

中はガランとして広く、椅子に何人か座っていた。

 

とりあえず切符を買わねば。

 

窓口に行き、「アイ ワントゥー ゴー ドンムアン」と伝える。

すると「ファイブバーツ」と返ってきた。

聞いた瞬間、耳を疑った。

本当に5バーツ(25円)で行けるのか。

 

5バーツ硬貨を渡してみると、切符を発行してくれた。

本当に5バーツで良かったようだ。

 







ドンムアン行きの電車に乗り込む

いつどこで切符を渡すのかなど、電車の乗り方は全く分からない。

 

とりあえず、電車が出るまでまだ時間があるので、広い待合室で時間をつぶす。

 

おもちゃを持った子どもが、地面の赤いタイルだけを飛び渡っていた。

どこの国の子どもも、遊び方は一緒だ。

きっと赤いタイル以外の場所は、マグマになっているに違いない。

 

電光掲示板を見ていると、私が乗る電車は7番線から出るようだ。

タイ語は全く分からないが、数字などから、乗る電車やプラットフォームの番号を推測することはできる。

 

時間が近づいてきたので、プラットフォームに向かってみる。

 

電車を待っている人が少ない。

同じ電車に乗る人はあまりいないのだろうか。

ドンムアンには空港があるので、電車の需要はありそうだが。

 

そのまま待ち続けていると、電車がやってきた。

が、二両編成でけっこう古びている。

 

他に停まっている電車は編成数も多く、車体も綺麗だった。

本当にこの電車が、空港までの電車なのだろうか。

 

とりあえず乗り込んでみる。

どの窓も全開になっている。

 

車内にはエアコンがなく、ファンが回っているだけだった。

今どきすごい電車だ。

だから5バーツだったのだろう。

 

暑いことは暑いが、汗はかかないぐらいだ。

走りだせば涼しくなるだろう。

 

正直なところ、この電車に乗れてよかったと思う。

観光客は少なく、現地の人ばかり乗っているし、色々なものを見ることができた。

何より旅をしている感じがする。

 

物売りの人たちが車内を巡っていた。

 




電車が出発

大きな警笛が一発。

 

いよいよ電車が出発した。

 

のだが、減速して停まってしまった。

そして人が乗り込んでくる。

 

乗り込んだ人は座席に座り、隣の人と話し始めた。

 

なんと、乗り遅れた人のために電車が停まったようだった。

日本では考えられないことだ。

 

 

日本と違うことはまだたくさんあった。

 

踏切があったのだが、そこでも電車が停まってしまう。

電車が踏切待ちをするのだ。

目の前の踏切を、車や歩行者が渡っていく。

 

日本では、電車のために踏切がある。

電車が何より優先だ。

電車が駅以外で停まることなど、考えられない。

 

対して、タイでは電車の優先度が低いようだった。

踏切は日本のように電車の通過を知らせるためではなく、電車と車の交通整理のためにあるのだ。

 

その後も色々なものを見た。

線路の間にテーブルを置き、食事する人たち。

踏切のすぐ近くに家があったり、線路を野良犬が歩いていたりする。

 

時折、電車が警笛を鳴らす。

路上にいる人に電車の存在を知らせるため、鳴らしているのだろう。

 




ドンムアンに到着

電車が走っている間、ずっと窓にかじりついていた。

 

途中、乗務員が切符の確認をしに来た。

切符を渡すと、ペンで切符にサインしてくれた。

 

電車は左右に揺れながら、いくつもの駅や建物を通り過ぎる。

 

ずっとゆっくりのペースで行くのかと思っていたら、高架に乗ってからはスピードを出し始めた。

高架の上には、さすがに人がいないからだろう。

 

そんなこんなでドンムアンに着いた。

 

とても面白い列車旅だった。

日常生活とは違う物を見られるのが、やはり海外旅行の醍醐味だ。

 

 

電車でこの駅のさらに先へ行くと、アユタヤがあるようだ。

今度バンコクに来たときは、アユタヤに行ってみることにしよう。

 




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