フライフィッシングのSTヘッドシステム
ST(シューティング)ヘッドシステム
フライフィッシングを始めて約半年。
まだ数回の、それも管理釣り場でのフライフィッシング経験しかないが、それなりにラインシステムやフライの飛ばし方が分かってきました。
今の目標は、来年度の6~7月に、カヤックフィッシングでフライを使ってサゴシを釣ることです。
それにはサゴシのナブラめがけて早く正確に、フライをキャストできるようにならなければいけません。
そこで、試しにフライラインのST(シューティング)ヘッドシステムを使ってみることにしました。
飛距離も正確さも、結局はシステムではなく腕前次第なのだと思いますが、最初に投げやすいものから入るのも良い練習になるかと思い、使ってみることにしました。
ところでシューティングヘッドとは、一般的には10FT(約10m)ぐらいの長さのラインで、普通のフライラインより重さがあり、硬くて張りがあるラインです。
実際に使ってみると、ラインシステムの先端に重さが集中している分、普通のフライラインを使うよりもルアーや重りを使った投げ釣りに近い感覚でフライを投げることができました。
ラインに張りがあって捌きやすい気もします。
リールにシューティングヘッドを巻く前に、下巻きとしてランニングラインというのを巻いておきます。
普通のフライラインと細さを比較してみます。
上がWFフライラインの後端(細くなっている)部分、下がランニングラインです。
フライラインより結構細いです。
人によってはナイロンの5号ぐらいをランニングラインとして使うこともあるようです。
Maxcatchのタックル
フライフィッシングにはMaxcatchというメーカーの一式を使っています。
正直なところ、フライフィッシングの経験がないので良い物なのかは分かりません。
けれど、ある程度フライは飛ばせるようになったし魚も釣れているので、このまま使い続けてみようと思います。
Maxcatchの道具を使っているのは、安いからというのが一番の理由です。
一般的にフライフィッシングは、竿もリールもラインも高いです。
フライラインは3000円以上もすることがざらです。
ところが、Maxcatchのタックルは安いです。
1000円台でフライラインが変えてしまいます。
この安さなら、フライフィッシング未経験から手探りで始めていこうとするときに、色々なタックルを試すことができます。
さて、私が使っているタックルですが、ロッドはMaxcatch Extremeの6番です。
実際にフライを投げてみると、柔らかすぎる気もします。
もう一つか二つ番手の大きい物でも良いかもしれません。
リールはMaxcatch ECOの7/8wtを使っています。
ロッドが6番なので5/6wtが良いのかもしれないが、6番のフライラインを巻くとギリギリになってしまうので、余裕を持たせるために一番手大きい物を使っています。
リールにはまず、バッキングラインとして1.5号のPEライン150mを巻いています。
バッキングラインは、大物が掛かって糸を引き出されてもよいように、下巻きとして巻いておくラインです。
青物用に買って使っていなかったPEを巻きました。
その上には0.026のランニングラインを巻いています。
長さは100FT(約30m)。
キャストのときは、シューティングヘッドを竿先から全て引き出し、このランニングラインを少し出しておきます。
手元でランニングラインをホール(引っ張ること)しながらキャストします。
ランニングラインの先にはシューティングヘッドを取り付けます。
6番のシンキングラインを選択しました。
シューティングヘッドの先には、テーパー(先細り)になっているリーダーを結びます。
リーダーはMaxcatchではなくTIEMCOのものを使うことが多いです。
何故かと言えば、近所の釣具屋に売っているからです。
リーダーはフライラインなどと比べてどのメーカーのものでも安いので、適当に選んで使っています。
長さは9FTで、3Xや4Xを使っています。
これも色々と使って試してみるしかないと思っています。
リーダーの先に結ぶティペットに関しては、フロロショックリーダーの1号~2.5号ぐらいまでを使っています。
今のところ1ヒロぐらいの長さで使っていますが、ティペットも号数や長さ・材質など、色々と試してみようと思っています。
このように、バッキングライン・ランニングライン・シューティングヘッド・リーダー・ティペットの順で接続してシステムを作りました。
実際にシステムを作ってみる
では実際にリールに糸を巻いていきます。
まず、1.5号のPEラインをバッキングとしてリールに巻きます。
次に、ランニングラインをPEにオルブライトノットで接続します。
リールにランニングラインを巻いていきますが、コイル状に巻かれたラインを解くときは要注意です。
上の画像のようにコイルの中に手を入れ、ラインを回すように解いていきましょう。
ラインを引っ張ってしまうと、下の画像のようにラインが絡まってしまいます。
ランニングラインを巻いたら、ループトゥーループでシューティングヘッドを接続します。
このように、ランニングラインのループにSTヘッドのループを通して、通したSTヘッドのループにSTヘッドのもう一方のループを通し、ラインを通過させていきます。
最後まで通して締め込むと、下の画像のようになります。
ここの結び目はできるだけ小さい方が良いでしょう。
投げるときはこの結び目が竿のトップガイドから出ているため、特に影響はありませんが、魚が掛かった時などラインを手繰り寄せるときに、この部分がトップガイドに引っかかって寄せられなくなると困ったことになります。
STヘッドの先端には、リーダーを結ぶためのサルカンを取り付けておきます。
サルカンがキャストにどう影響するか分からないので、サルカンもある場合と無い場合でキャストを試してみたいと思います。
このサルカンの先に、リーダーとティペットを結んでラインシステムの完成です。
今度裏磐梯フォレストスプリングスで試してみたいと思います。