カヤックフィッシングのすすめ①~海を相手にする大変さ

2020年9月23日

カヤックフィッシングのすすめ


 

タイトルと矛盾するようですが、もし私がカヤックフィッシングを人に勧めるかと聞かれたら、「勧めない」と答えるでしょう。

 

私は2018年からカヤックフィッシングを始め、2021年の今に至るまでカヤックフィッシングを続けてこられました。

最初は全然釣れなかったものの、今では釣行のたびにたくさん魚を釣れるようになりました。

沖で釣れる魚はサイズも大きく、引きも強いので釣っていて楽しいです。

何より沖にはたくさんの魚がいます。

 

楽しいことだらけのカヤックフィッシングですが、最初のころは全く釣れず、色々と苦労もしてきました。

その楽しさと大変さを天秤にかけてみると、とても人には勧められない趣味だと思います。

 

それでもカヤックフィッシングを初めてみたいという方に向け、カヤックフィッシングの大変さと面白さについて述べていこうと思います。

カヤックフィッシングを始めようか迷っている方の参考になれば幸いです。

 

まずはカヤックフィッシングの大変さから述べていきます。

 







海が相手であることの大変さ


 

カヤックに乗って少しでも沖に出ると、もうそこは海底に足の届かない、海原の真っ只中です。

カヤックが浸水して沈没したり、カヤックを漕ぐためのパドルが紛失したりすれば、溺れたり海の上で遭難してしまうことになります。

カヤックフィッシングは常に死と隣り合わせの趣味だと思ったほうが良いでしょう。

 

ところが、実際に何度かカヤックに乗ってみると、案外簡単に沖まで出ることができますし、波に揺られてのんびりした気分になってしまいます。

波の穏やかなときなど、目を閉じると眠ってしまいそうな心地よさです。

 

こうして油断しているときが一番危険で、気を抜いたところに思わぬ天候の急変などがあると、パニックになって対応を誤ってしまう可能性が大きくなります。

カヤックに乗っている長い時間のうち、常に気を張っているというのは大変ですが、波や風など少しでも周囲に異変を感じたらすぐに適切な対応ができるよう、事前にイメージトレーニングや道具の準備などをしておかなければいけません。

 

また、何より大事なことは、カヤックで沖に出る前にその日の天候をしっかり確認しておくことです。

私は釣行の際、必ず海天気jpを確認するようにしています。

波の高さが0.2m以外の日はカヤックに乗らないようにし、風が強いときも出航を見送ります。

 

ちなみに、波が高いと転覆の危険がある他に、船酔いしやすくなります。

私は海天気jpで波高が0.4mのときに出航し、船酔いで地獄を見ました。

 

波高0.4mぐらいで沖に出ると、時折視界を塞ぐぐらいの波に出くわすこともあります。

カヤックはぐわんぐわん揺れ、転覆はしないまでも結構危険な感じがします。

 

波が低くて風も弱い日となると、カヤックフィッシングができる日はかなり限られてしまいます。

せっかくの休日にコンディションの悪い日がぶつかると、もどかしい思いをしますが、命あっての物種です。

 

海を相手にする際は、波の高さや天候などもそうですが、人間の乗った漁船なども危険です。

対抗の低いカヤックは船から見えづらく、衝突事故も起きているようです。

カヤックには必ずフラッグを立て、漁船の多い海域には出ないようにすることが大切だと思います。

 

海の上では何が起こるか分かりません。



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Posted by 無郷庵