釜谷の弁天岩で大ヒラメを釣り上げる・粟島キャンプ一日目②

2024年2月1日

釜谷キャンプ場でテントを建てる

まずは場所決め

一日目①の続きです。

粟島の釜谷キャンプ場に到着し、何をするか途方に暮れた。

とりあえずテントを建てよう。

 

テントを建てる時に注意したいことは、できるだけ平らで、水平な場所を選ぶことだ。

どちらも睡眠時の快適さに大きく関わる。

床が石でごろごろしていたり、斜めになっていたりすると、とても寝にくい。

 

釜谷の海岸は、全体的に海に向かって傾斜しているし、ゴロタ石も多い。

テントを建てられる場所は限られている。

 

まずは整地から

良さそうな場所に目星を付けた。

石はないが斜めなので、砂を動かしてできるだけ水平にする。

整地は妥協してはいけない。

 

整地が完了し、テントを建てる。

 

ビニール袋を重し代わりに

釜谷は砂利海岸なので、ペグはあまり効果がない。

そこで、砂をつめたビニール袋を重りとして、テントの4隅に縛り付けておく。

とても簡単で、効果的なテントの安定方法だ。

 

テントの下にはビニールシートを敷いておく。

そうすると、テントの床部分の生地が傷まない。

 

テントを建て終え、荷物を移した。

 

この辺りには照明が全くない。

夕方以降は真っ暗になると思い、早めに食料調達と、夕食の準備をすることにした。

 




釣りの準備

持ってきた釣り具

ライフジャケットや釣り具を準備する。

持ってきた釣り具は以下の通り。

 

竿について

竿はアルファタックルのCRAZEE SHORE JIG GAME 1002MH

青物用に使っている竿で、45gまでのルアーを投げられる。

荷物を増やしたくなかったので、竿はこれ一本で、リールを付け替えてどんな状況にも対応できるようにした。

 

リールと糸について

リールは、青物用にPEを巻いたもの、根魚用のもの、アジなどライトゲーム用の3つを用意した。

 

今回メインで使うのは、根魚用の物だ。

リールは釣具屋のカゴ売りの物で、糸はフロロカーボンのフロロハンター 12lb(約3号)だ。

 

フロロカーボンを使うのは、ひとえに磯での根ズレ対策だ。

PEは根ズレにとても弱い。

ナイロンでも良かったのだが、大物が掛かった時のことを考え、頑丈なフロロにした。

取らぬ狸の皮算用ではある。

 

フロロカーボンの糸は非常に扱いにくい。

糸が硬いのでリールの中でばらけやすく、ライントラブルが多くなりやすい。

常に糸を張ることを心がける必要がある。

 




釜谷の弁天岩釣行

弁天岩へ

さて、とりあえず海に向かって左手にある、弁天岩(鯨岩)へ行ってみることに。

この岩は、テレビでは鯨岩と紹介されていた。

看板には弁天岩と書かれていた。

何故一つの岩に2つの名前があるのか、その歴史が気になる。

 

事前情報は皆無

ネットで弁天岩の画像を探しても、あまり詳細なものがなく、釣りができるのかも分からない。

行き当たりばったりの釣行だ。

釣れなかったときのために食料は持ってきている。

のんびり釣り場所を探そう。

 

歩いていると、途中から地面が砂利からゴロタ岩場へと変わる。

とても歩きにくい。

 

遠浅のゴロタ場

イトマキヒトデを見つけた。

久しぶりに見た気がする。

本土ではあまり見かけない。

 

粟島のほとんどの海岸は、遠浅のゴロタ場になっているようだ。

海岸から投げ釣りなどはしにくいが、穴釣りで根魚でも釣れそうだ。

 

弁天岩に到着

弁天岩に着いた。

岩に向かって右手は、浅くて釣れそうにない。

 

真ん中の大岩の間へ行ってみる。

ここなら何とか釣りもできそうか。

大岩に向かって左側も見てみよう。

 

左の方は、陸から岩場が何本も伸びている。

岩場の先端は海が開けていて少し深そうなので、ここで釣りをしよう。

 

きれいな海

海は透明度が高い。

素晴らしい海だ。

 

だが、透明度が高いと魚は釣り辛いかもしれない。

 

層状の岩

岩場の一つに乗り、先端を目指す。

ここの岩は独特で、雲母のような層状になっている。

平らな部分が多く、歩きやすい。

 




釣りの開始

今回のルアー

先端に到着する。

 

仕掛けはジグヘッド+ワームだ。

ジグヘッドはOWNERのボトムショット7g。

 

ボトムショットの良さ

ジグヘッドには、アジやメバル狙いの軽い物もあれば、シーバスやヒラメ狙いの、メタルジグ並みの重さの物まである。

ところがその中間ぐらいの、重くて飛ばしやすいけれどフックは大きすぎないという、丁度良いサイズの物が中々ない。

 

このボトムショットは、そんな贅沢な悩みに答えてくれるジグヘッドだ。

9gのもっと重いものあり、遠投したいときに役立つ。

 

ロックマックス

ワームはエコギアのロックマックスだ。

カラーはロックフィッシュインパクトⅡというオレンジカラー。

狙いは大物なので、4inchの大きめのサイズを使った。

 

私はこのワームで根魚だけでなく、クロダイやカンパチを釣ったこともある。

幅広い魚が釣れるワームだ。

 

泳がせてみると、テールが実に美味しそうに動く。

魚が飛びつきたくなるのも分かる。

 




大物をゲット!!

遠投して底狙い

ワームを投げたり、岩陰を狙ったりしてみる。

水が澄みきっている。

魚影は見えないが、岩の上を歩いていた時に、小魚が岩の間に隠れるのが見えたりしていた。

魚はいるはず。

 

ワームは色々な動かし方ができる。

ただ泳がせても良し、底で跳ねさせても良し。

 

ヘチでは釣れず、遠投して底狙いを意識してみた。

沖は結構深さがある。

 

突然ワームが...

そうしてしばらく辺りを探ること、数十投目。

足元まで探っていると、突然ワームが動かなくなった。

根掛かりか。全然巻けない。

 

いや、手ごたえがある。魚が掛かっている。

だがやけに引きがない。かなり重いのだが。

 

突っ込みがないのでタイではないようだ。

少しずつ寄せてみる。

 

魚体が見え始めた。でかい。

ヒラメだ!!

全然引きがない。

 

ワームを丸呑み

そのまま抜き上げられそうだったので、糸をつかんで磯の上に引き上げる。

4inchのワームを丸呑みしている。

鋭い歯だ。ワームがズタズタになっていた。

 

ストリンガーにつないでナイフで締めた。

中骨が太く、締めるのが大変だった。

 

後で測ってみたら、ぎりぎり50cmぐらいだった。

でかい。

思わぬ大物が釣れてしまった。

どうしよう。

夕食が一気に豪華になった。

 

何という貪欲さ

よく見ると口から小魚が飛び出していた。

ハゼの仲間だろう。

使ったワームと色や大きさが似ていた。

この魚を飲み込んだ後に、さらにワームも飲み込んだのだ。

何という貪欲さ。

 

十分な釣果だ。

テントに戻ろう。

 

一日目③へ続く。

 




関連ページ


2024年2月1日粟島,国内の旅,釜屋キャンプ2019/4/29,全ページ

Posted by 無郷庵