カヤックの車載について

2023年10月10日

~カヤックの車載について~

 

カヤックの車載について


 

カヤックを人力で持ち運ぶのはかなりの重労働です。

小さいものでも全長が3m近くあり、重さも20kg以上あるからです。

 

横幅が大きくて嵩張るのも相まり、手で持ち運ぶのは相当苦労します。

カヤックを水場まで運ぶには車に載せていかなければなりません。

 

 







カートップキャリアー


 

カヤックを車に載せる場合、車の上にキャリアーを取り付け、

その上にカヤックを固定して運搬するのが一般的です。

 

キャリアーは車種に合わせてたくさんのタイプが売られています。

自分の車に合うものを取り付けないと、最悪の場合走行中に外れてしまいます。

 

カヤックを載せたキャリアーが走行中に外れでもしたら、かなり危険です。

場合によっては大事故につながるでしょう。

 

カー用品の店で店員に聞きながら購入するか、

自動車の整備工場などに頼んで取り付けてもらうと良いでしょう。

 

私は整備工場に依頼して取り付けてもらいました。

総額2万円ぐらいでした。

 





クッションパッド


 

キャリアーを取り付けたら、そこにクッションパッドを巻いておきましょう。

キャリアーにカヤックを直で載せるとカヤックが傷みます。

 

クッションパッドはできるだけ長い物を選んだ方が良いです。

上の画像の物はカヤックを載せたときにカヤックの横幅とギリギリ同じくらいの長さだったので、別の物に買い替えるか、材料を手に入れて自作する予定です。

 




カヤックを車に載せる


 

キャリアーにクッションパッドを巻いたら、カヤックを載せます。

カヤックは重いのでこれが結構大変です。

 

載せる際はカヤックをサイドミラーやフロントガラスにぶつけないようにしましょう。

できるだけ広い場所で、落ち着いて時間をかけて載せたほうが良いです。

 

載せるときは、まずカヤックを縦にして車に立てかけ、次に下側を持ち上げてキャリアーに載せます。

 

載せたとき、カヤックとキャリアーの設置面積ができるだけ大きくなるように置きましょう。

一点に力が集中すると、ベルトできつく締めたときにそこが破損してしまう危険性があります。

 




ラッシングベルト


 

カヤックをなんとか載せたら、ラッシングベルト(タイダウンベルト)でカヤックを固定します。

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ラッシングベルトとは荷締め機付きのベルトです。

車に荷物を固定する場合、ベルトを人力で締めるだけでは危険なので、

荷締め機を使い、機械の力で締め付けます。

 

荷締め機は扱いも簡単で値段もそれほど高くありません。

使い方については、ラッシングベルトの使い方のページをご覧ください。

 

私は5mのベルトを買い、端を切って長さを調節しました。

 

 




ラッシングベルトでカヤックの固定


 

さて、荷締めをしていきましょう。

ラッシングベルトをカヤックとキャリアーに巻き付けます。

 

巻き付けたら、荷締め機に通したベルトを引き出し、引っ張って締め付けていきます。

 

十分に締め付けたら、荷締め機を開閉して締め付けていきます。

締め付けの際は、2本のベルトを交互に締め付けていくと良いでしょう。

強く締め付けすぎるとカヌーが破損する恐れがあるので要注意です。

 

また、フックや荷締め機などの金属パーツがカヤック本体に当たったまま締め付けると、カヤックに傷が付きます。

うまく位置を調節して当たらないようにするか、

金属とカヤックの間に何かクッションを入れた方が良いと思います。

 

締め付けたらベルトの端を結んでおきましょう。

走行中にベルトの端がヒラヒラしないようにしなければいけません。

 

端が長すぎるならば、ある程度端を残して切っておきましょう。

切ったところはライターの火で炙っておくと良いです。

 

炙り方が甘いとほつれてくるので要注意です。

 

2つのキャリアーとカヌーをベルトで締め付けたら車載の完成です。

 

カヤックを載せて長距離を走る場合、2か所の固定では不安です。

カヤックの前後2か所を、ラッシングベルトでなくても良いので、ベルトを使って固縛しておいた方が良いと思います。

 

車の前後の下部にあるフックカヌーの前後とを結び付けておくと良いでしょう。

 

ベルトの端をスカッパーホール(水抜き穴)に通して留め、

反対側を車下部のフックに引っ掛けました。

 

走行中にベルトがタイヤに巻き込まれないよう、ベルトの位置に注意しなければいけません。

 

これで車載の完成です。



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Posted by 無郷庵