釣り竿のトップガイドが曲がってしまった
先日、家の扉の開閉部分に釣り竿の先端が挟まり、トップガイドがぐにゃりと曲がってしまいました。
ペンチで曲げて直せないかと思ったのですが、ガイドリングが外れてしまい、金属部分を元の形に戻してもどうしようもない状態です。
何でもっと気を付けなかったのかと後悔しました。
これまで何匹も青物を釣って来た、相棒とも言える釣り竿です。
竿に申し訳ない気持ちで一杯になりました。
釣り竿の買い替えを考えましたが、幸い先端がダメになっただけなので、補修してみようと思いました。
今回はトップガイドが曲がった竿の補修をしますが、このページで紹介する方法は、先端部分が折れた場合でも使えます。
手元に近い胴体部分が折れたような場合は、補修は無理なので買い替えましょう。
竿の先端の補修に必要な物
竿の先端の補修に必要な物は、
・補修用トップガイド
釣具店などで入手することができます。
・接着剤かホットグルー
接着剤は、瞬間接着剤でない方が使いやすいと思います。
二液混合のものがおすすめです。
ガイドを購入した場合、ホットグルーが付属していることがあるので、それを使っても良いでしょう。
・ニッパー(ペンチでも可)
先端のガイドが曲がった場合、ガイドを切り離すのに使います。
・ライターかチャッカマン
ホットグルーを暖めるのに使います。
接着剤を使う場合は必要ありません。
の4つです。
私が今回購入したトップガイドは、富士工業の振出投竿・ちょい投竿用POTリペアキットです。
パッケージの中に3サイズのガイドが入っています。
今回修理するのがショアジギングロッドだったので、先端はかなり太く、一番大きいサイズの2.4mmでぎりぎり入るくらいでした。
このシリーズには、
・振出投竿・ちょい投竿用のもの(1.8mm・2.0mm・2.4mm)
・波止竿・サビキ竿用のもの(0.9mm・1.2mm・1.4mm)
・波止竿・サビキ竿 太径用(1.6mm・1.8mm・2.0mm)
・バスロッド用(2.0mm・2.2mm・2.4mm)
などがあります。
あらかじめ竿の先端部分の直径を測っておき、それに合わせたサイズを選びましょう。
このリペアキットには、ホットグルーが付属していました。
これで釣り竿の先端にガイドを接着していきます。
竿の先端の補修方法
道具が準備できたら、まずは先端のトップガイドをニッパーで切り落とします。
ペンチで折り曲げても良いのですが、ニッパーの方がきれいに切れます。
先端を切ったら補修用ガイドをはめてみます。
ギリギリ入るぐらいのサイズを使いましょう。
次に、接着剤やホットグルーを用意します。
接着剤を使う場合は、接着剤を竿の先端に塗り、ガイドをはめ込みます。
固まらないうちに、手早くガイドの向きを調整しましょう。
ホットグルーを使う場合は、グルーを火で炙ると柔らかくなるので、柔らかいうちに釣り竿の先端に塗り付けます。
画像の下側にある、透明なスティックがホットグルーです。
グルーを竿の先端に塗り付けたら、すぐに補修用ガイドを先端にはめ込みましょう。
はめ込んだら、はみ出たグルーを拭き取ります。
しばらく待って冷めたら完成です。
竿を補修した後に青物釣りに行ってみました。
35gのメタルジグをフルパワーで何度も投げてみましたが、補修した部分は特に問題ありませんでした。
(ただ、そのときはなにも釣れませんでした)